10月25日はドラマストアとBOYS END SWING GIRLの対盤で千葉に。
今ツアーの中でいちばん楽しみにしてた対盤だった。
ドラマストアとBESGってだけでもうれしいのに千葉LOOKです。
音がいいとか照明きれいとかそういうことはぜんぜんないんだけれど、
やっぱり思い入れのあるライブハウスってその思い入れごとだいじで、
そういう場所にまた新しく思い出が増えていくのは、うれしいよね。


岐阜に引き続き台風直撃の週末。
千葉に着いたら土砂降りで、京成千葉駅は冠水。
千葉住の友人に聞いたところ京成千葉はよく沈むらしいけど。
モノレールに長蛇の列だったのすごかったな。
僕自身もこれはだめだ、って歩くつもりだった距離をモノレールに乗ったし、
駅からホテルまでのたった3分が大変だった…。
そのままぎりぎりまでホテルで大人しくしてました。


幸い出掛ける時には雨も上がっていて、
念のため持って出た傘は使わないまま持って帰ってくることになった。
川みたいだった道路からも水は引いていて、
冠水してた駅前も沈みやすい分排水工事しっかりしてるって言ってただけあって水引いてた。
そしてこの天気の中がんばってきたのだろう人たちがちらほら並び始めていて、
猛者たちよ…ありがとう…って謎の感謝をしました。笑

仕事帰りの友人とも無事に合流しまして、
どこで見ようか迷って最終的には後ろの段差へ。
段差が高いからよく見えてうれしいし、
後ろの方から、たくさんの手が上がってるその向こうのドラマストアを見るのがしあわせなのです。
人増えたなぁ、って毎回ほこほこした気持ちになる。

ツイートを見てたから心配もしてたんだけど、
対盤相手のBOYS END SWING GIRLは開演に間に合わずで、
近場に住んでるという昇平くんだけが会場入りできてたから、
昇平くんとドラマストアのトークライブと相成りました。
個人的にはドラマストアのツアーではあるけれど、
ドラマストアが先に演奏する、って言うのに踏み切ればお互い曲数減らさなくて良かったんじゃない?
なんて思ったりもするんだけれど、トークライブも楽しかったのでそれはそれ。
めちゃくちゃ笑った記憶あるんだけどなんの話をしてたかはほぼ忘れました。
ひとまず海さんの家のシャンプーは南国フルーツの香り(当時)って言うのと、
懐かしい合同インストアの話。
トミヅカが見える!って歌ったら、長谷川が滲む!って歌って返してきて、
主役が滲むんかい!ってなったんだよねー、っていう例のアレ。笑
名古屋でのインストアだねぇ、楽しかったねぇ。
(合同インストア千葉も行ったなそういえば。強行軍だった…。笑)



と、ここまではBESG編の冒頭をコピペです。
ここではドラマストアの話をします。
BOYS END SWING GIRLについては別立てしてるのでそちらをどうぞ。




転換中もそわそわなんだけれど、この日は友人がいるので!
海さんのルーティンはさすがに段差上とはいえ後ろからは見えなかったし、
わちゃわちゃとBESGの話をしたりなどして時を過ごした。
対盤も楽しんでくれたようで何よりだよー、
BOYS END SWING GIRLも大好きだからほんとにほんとによろしくお願いしますなのです。

転換もだいぶ急いでくれたように思う。
まぁわちゃわちゃしてたから時間の進みがいつもより早く感じただけかもしれないけど。
客電が落ちて、ふっと空気が鎮まるあの瞬間、
その凛と張った空気にSEの青い色が満ちていくのが好きです。
あの曲誰のなんていう曲なんだろうなぁ。

上手から、海さん、鳥山さん、かずやさん、ゆーまさん、だったと思う。
お待たせしました!って海さんの声に安心して、
いやいやさっきトークショーもしてたし!って自分に自分で突っ込んだよね。笑
準備は良いか、千葉県遊べるか!って煽りから入ったのうれしかったなぁ。

海さんの煽りに応えた声を合図にしたように、
あふれだした音がぱっと空間を彩った、始まりはイミテーション・ミュージックショー
この状況だからセトリを組み替えてくるのはわかってたけど、
上げの一曲から入ったのめちゃくちゃ良かった。
ああ、こういうところだよ、ドラマストアの好きなところ、って思ったんだよねぇ。

例に漏れずこの日もゆーまさんを注視です。
斜め上からたくさんの手を透かして観るのは新鮮で、
ほんとにあの子は楽し気にベースを弾くな。
それが眩しくて、愛おしいと思える今がうれしくて、
ネオン色の音たちに手を伸ばした。

音に踊らされて、空気を揺らして、
こんな夜だからこそ根拠もなく笑ったっていいんじゃないかって、思うよ。
笑ってなさい、って言った人のことを思い出して、
笑顔は伝染する、って話も思い出して、
たとえばイミテーションだとしたって誰かは幸福になって、
それはもうイミテーションなんかではないって事じゃないのかな、とか。
まだまだ単語に引っ張られて全体解釈まで行けないまま、
それでもこの空気をぱっと明るくしてくれるこの曲が私は大好きなんだよ。



そのまま雪崩れ込んだのが冒険譚で!
わかる!その流れ大好き!ってなったよね。
興味深いイミテーションと冒険譚がド頭2曲で誘いにくるのずるいよな。

息つく暇も与えずに駆け足で転がっていくピアノの音に、
やっぱり何度だって、運動会で流れれば良いのに!って思うのですよ。
いわゆる、かっけこ、のイメージがものすごく強い。
音同士が競い合って耳に飛び込んでくる感じある。

跳ねる音の中で飛び跳ねたくなっちゃうのは仕方がないし、
そこをぐぐっと締めてるのはシンプルなドラムの音で、
その辺がなんていうかいわゆるオサレ系っぽいのかもしれない。
右からモッシュ!って言いたくなるよね、
(言いたいだけでやりたいとは一ミリも思わないけど)

この先だって私はたぶん泣くんだろうし、嫌だって思うこともたくさんあるんだと思う。
でも、それが今のドラマストアを選ばない理由にはならない。
怖い、と泣いてその手を振り払うことの方が、ずっと嫌だ。
準備はいいか、と問われたらいつだって走って行けるくらいには想っていて、
この先の未来へ一緒に行くのはまだ見ぬ明日の君たちで在って欲しいんだ。

そういう重たさを僕は抱えてしまっていて、
あの頃の、いつも通り、からはずれてしまったのに、
いつも通りに、僕はドラマストアが好きで、傍にいたくて、
隣では友だちが楽しそうにしていて、
急にその子が前に同じくLOOKでドラマストアを見てくれたときのことを、思い出した。
あの頃だって怖かった、でも愛しくて、その想いを握りしめてここまで来たんだ。

あの時、鳥山さんのギターを褒めてもらったのがほんとにうれしくて、
ビビッドカラーの音を聴きながら、またぎゅぎゅってして、
スイミーをピアノで弾ききったあの秋の日みたいに、
ピアノメインの曲をギターで聴きたいなんて欲をもったり、した。

心機一転のつもりで履き替えた靴はもう随分と足に馴染んで、
相変わらず背負った荷物袋はパンパンに膨れていて、
それでもね、新しい、が加わる度にうれしくてたまらなくてね、
私はこの音楽とどこまでも行くんだ、って思う。



3曲目はガールズルール
何か言ってたような気がしなくもないけど覚えてない!
いつもイントロ合わせで煽りを入れてるからたぶんそれ。
前2曲とはまた違った華やかさがあるよね、毎度の事ながら。
頭からずっと鳥ちゃんの魅せ場が続いてるようなのもまた楽しい。

飛び跳ねる音が騒がしい学食を連想させて、
ガールズルールはいつ聴いてもきゃっきゃしてるし、
やっぱり彼女は強かだよなぁ、と思う。

音楽は生ものだからその時の自分の精神状態や天気やらで印象って変わるんだけど、
一貫して印象が変わらないガールズルールはそういう意味では珍しくて、
それは曲がそこまでがっちりと主人公像を明確に物語として綴られているからなのか、
僕がこの曲に重ねるべき物語を持たないからなのかはわからない。
なので結局分析はできないまま、ただ物語を眺めている側面があってそれが少し淋しい。

曲自体は楽しいなって思うし、
辿る言葉も愛らしいなって思うんだけど、
それもあって時々冷静になってしまうんだな。
余裕を持って見渡せる唯一の曲でもあるし、
私を引きずり込んでくれない遠い曲でもある。
ガールズルールに対する想いはなかなかに複雑です。

でも、この曲のフルカラーな世界は面白いなって思うんだよ。
ポップカラーの中に時々黒とか入ってくるのも面白い。
恋をするとこんなにも心は一喜一憂して、
世界が色づいて見えたりもするんだなぁって、
恋歌としては正しくフルカラーなんだよなぁ、って大変興味深いし、
何年も恋はしてないけれど、世界が色づくような恋をしたくなるよ。



お仕事バイト辞めたい人、って前振りはWork & Workですね!
トミヅカも言ってたけど、みたいな話してたような気がするな、
BESGは令和賛歌歌ってたもんね。
その後の保証はしないけれど、って言ってたっけ?
言う日と言わない日があるんだけど千葉がどっちだったかは忘れちゃったな。

何回聴いても、この曲には懐かしさがあるんだ。
少し霞がかったオレンジ色の世界だ。
印象がフィルム映画に近いのかもしれない。
こんなにも身近な話なのに簡単ではないこと、
でもきっと決めてしまえば世界が変わること。

ドラマストアの音楽は、海さんの歌は、
いつも、選択につきまとう不安と期待と覚悟と責任を、心に下ろす。
選ぶのはいつもあなた自身だ、と、
僕らは最後の一歩を運ぶ、その為の力を貸すだけだ、と、
今日の開催を選んだ彼らが奏でる音の中でわっと泣きそうになってしまって、
岐阜に引き続きこの曲が泣く曲になるのはちょっと困る私です。笑

代わりなんていくらでも居る、のは超ホワイト企業だと僕は思うんですけど、
社会の歯車であるその感覚と、私の世界の君のような個人への想いは両立するし、
代わりの効かない世界でバンドマンは戦っている。
近しい物はあったとしても、同じ系統はあったとしても、
私にとっての君たちは君たちしかいなくて、
それは誰かの中の君たちとも一致しないのだと言うこと、
Work & Workは仕事辞めたいって話だけの歌じゃないから、
だから、泣いてしまうような曲にはしたくないんだよ。

だって、鳥山さんは小川さんの代わりにはなれないし、
ゆーまさんはだいきさんの代わりにはなれない。
僕は今だって音が違って苦しくて泣いてしまう。
なんで、どうして、小川さんじゃないの、だいきさんじゃないのって、思ってしまう。
でもそれは裏を返せば、鳥山さんだから、ゆーまさんだから、
奏でられる色もあるって事だって僕はちゃんとわかっている。
前に気持ちを整理するために書いたと思うんだけれど、
その上で譲れない部分で泣いてしまうことは許して欲しい。
小川さんの弾いてた曲を小川さんより鳥山さんの音で聴きたいなんて思うことはこれからもないし、
でも同時に、鳥山さんが弾いてる曲を小川さんの音で聴きたいなんて思わないんだよ。
私が選んだのは今のドラマストアであることも、
それでもオリジナルメンバのことをずっとだいじにしたいのも、
それは我侭なことなのかな。

ぐるぐると考え込んでしまったのはきっとここが千葉LOOKだからで、
鳥山さんと初めてまともに話したのはここだったんじゃなかったかな。
鳥山さんの音を褒められてすごくうれしいなって思って、
そう思った自分にものすごく安堵した場所だったからじゃないのかな。
恋しい、苦しい、愛おしい、が混ざり合って、
オレンジ色の曲はやっぱり僕に作用しすぎて、心臓に悪いです。



そのまま、ラブソングはいらないだったかな。
秋の色がする、と思ったのはなんでなんだろう。
MVは夏なんだけどな、この曲は夏の色じゃないんだ。
もっともドラマストアの音楽に夏色の曲は非常に少ない。
それは僕の好きな音楽の中で珍しいことだ。

かずやさんの、やわらかい音が好きだ。
繰り返し言ってる、面で触れる感覚、が伝わりやすいからかもしれない。
言動には、ちょっと待て、って思ってしまう部分も多々あるけれど、
音はどこまでも、傷つけないように、守るように、優しい。
この音があるならそれでいいと、僕は思う。

淡い光が舞って、記憶のように降り積もっていく。
始まりのラストシーンへと続く、あの日の話、なんだと思う。
言うなれば、結婚披露宴の馴れ初めフィルムだ。
やわらかくて、映像の輪郭が淡い。
映り込む日常さえも、光にほどけていくように。

ふわふわした気持ちで、ステージを観てた。
ふわふわ笑う彼らが愛おしいと思った。
どこまでも遠くまで、届いて欲しい。
耳に触れた言葉が意味を成すよりも早く、
感情が伝わることを僕はもう知っているし、
想いは時間も距離も超えていくことだって知っている。

君に贈る最後の、の部分や、
言葉より早く遠く進む君に、の部分の、
体内の息を吐き出しきる歌い方が好きで、
それまでは穏やかに優しいのにここに滲み出る痛むようなその重さが好きで、
それはこの日も同じで、やっぱり好きだったんだ。
海さんのこういう声の使い方が好きだよ。
びりっとする。

それからやっぱりね、ずっと一緒、はずっと一生に聞こえたりするんだよ。
聴く度に、これは狙ってるんだろうなぁ、と思っているんだけど、
ねぇ、真相はどうなの海さん…!



やわらかい余韻を呑み込んで、
放つ、という言葉の似合う6曲目は世界はまだ僕を知らない
イントロで一気に私の気持ちが上がるのは傍から見ててもよくわかると思う。
瞬発力と疾走感であっという間に心を攫っていくの。
眩いばかりのギターの音がハイスピードで大気圏の向こうを目指して、
何度だってこの印象にアポロを思い出すんだ。
それは曲そのものの早さではなくて光速のイメージなんだと思う。

原点回帰、って何度も言ってるんだけど、
私も一緒にこの曲でイチから積み上げ直した気がする。
軸はぶれないまま、初期衝動を抱えたまま、
それでもそこから藻掻いて泣いて走って、
幸福と痛みを積み重ねてきたその先の今日があって、
当時ブログにも書いたんだけど、
この先のドラマストアも信じていけるって、僕は思ったんだ。

雪崩れるような音の洪水の中で、
まっすぐな海さんの声が運ぶ想いが、一目散に向かっていく場所。
あの青に届きたい、って焦がれるように思うの。
千葉LOOKは僕にとって思い入れのある箱で、
ここでドラマストアを観たいってずっと思ってたし、
前回のLOOKの時にもう二度とここでは演らないかもしれないなって思ったから、
改めてこの場所でこの蒼い光に満ちた音に降り込められたのがすごく、うれしかった。

天井が低い千葉LOOKではゆーまさんが大ジャンプできないんだけど、
ちっちゃくジャンプするのが四日市に引き続き愛しい。笑
あの部分はついついゆーまさんを見つめてしまうところあるよね。

気持ちいいくらいのドラムの疾走感と、
やっぱりまだちょっと重いなって思うベースと、
内側から強く光を放つギターと、
凜とした声が背負う確かな覚悟と、
ステージの上で楽し気に笑うその4人の姿と、
やっぱりこの溌剌とした曲の最中に泣いてしまいそうになるのは、
痛みも含めてぜんぶ愛おしくてたまらないからで、
何度だって新しく想いを重ねてこの先をゆけると思うからで、
あの日の青空を思い出しては幸福で潰れそうになる。

息を切らして向かう先で弾けた光に、
このまま終われないよな、と笑った2人が映るなら、
正しくこれは続編であり、新章なのだろう。
あの日の僕と君との物語を抱えて、
今の僕と君とを繋ぐ、物語だ。
この先何章でも重ねていく、僕らの話だ。

大好きがあふれてしまって、
愛おしいがあふれてしまって、
簡単に心を奪い去ってしまうこの曲はずっと歌っていて欲しい。



鳥ちゃんがギターの弦を切ってしまってお直しに入ったのでここでMC
だったわけではなくてちょうどここがラストMCだったのかなどうなのかな。

楽しかったしうれしかったけど、ほんとにあった景色にはならなくて、
それがやっぱり悔しいです。
だから取り返すじゃないけど、これを土台にしてまたみんなと一緒に遊びたい。
がんばって来てくれた人も来れなかった人にも等しく届けたい歌があって、
それが今日叶わなかっただけで、ぜんぶ美談にして、
いつかもっといい景色を見れたのならそれもいいんじゃないのかなって思う。
俺ら以上に悔しいのはBOYS END SWING GIRLかもしれなくて、
ずっと前からサイゼリアとかでこの2バンドでって話をしてて、
それがようやく叶うのが今日だったんです。
だからきっとまた必ず、この2バンドでやります。
その時にはまた、会いに来て欲しい。
その時、あの台風の夜があったから、と思えたなら、
この先俺たちはどんな災害や事件やスキャンダルがあったとしても、
信じ合っていけると思うから。

というようなMCをしてた、断片的なメモをつなぎ合わせると。
メモを拾ってくだけでも泣きそうになるからほんとに泣かせるMCするのやめてくれない?
海さんが昔、まだまだ伝えたいこと、話したいことはたくさんあるから、
これからもしっかり見て書き留めて、って言ってくれたことがあって、
思うように行かなかったこの夜もちゃんと、書き留めておこう、って思った。
公開するしないは別にして、自分のために、
いつかのステージの夜に、あの台風の夜、を思い出せるように。



それで、Stand by Youなんて続けられてしまったら心は大騒ぎなのだ。
イントロで一瞬息を呑んでフリーズしかけたよねほんとにもう。
主軸は変わらなくても、いつも通り、ではないセットリストだ。
不意撃ちにも似た衝撃で、わっと涙があふれそうになってしまった。
え?いつも泣いてる?そうだね…!笑

この曲の始まりの不穏さとそれを突き抜けていく光が好きなんだよね。
誰の中にも当たり前に不安はあって、笑ってたってそれはそうで、
壊れていくもの、失っていくものの中に守りたいものがあって、
そういうものがぜんぶぜんぶ、音の中に聞こえたりするんだよ。

台風の中、どうして必死になって会いに来たのかということ。
どこまででも走って行きたい、と願うこと。
笑っていて欲しくて、できれば一緒に笑っていたくて、
ぜんぶを篩に掛けてまだ願っているんだ。

心が簡単に決壊してしまうその理由を、千葉LOOKだから、って言ってしまうのは、
ここがsacraのホームであること、拓ちゃんのことが頭を過ぎるからだし、
やっぱり鳥山さんにかける部分が大きいんだと僕は思う。
この箱の最前列で観たあの日のドラマストアは、
あの時鳥山さんのギターについて僕が友だちに話したことは、
今、ちゃんと色としてそこにあって、それがうれしいんだ。
(久々にあの日の備忘録を読み返したら泣いちゃったんだぜ。笑)
https://ameblo.jp/tukasa-sora/entry-12321973679.html

返せるものはなんだろう。とこの曲を聴く度思う。
この人に恥じる生き方はしたくない、と思う。
痛んでも、揺らいでも、ちゃんと見ていることくらいしか出来ることはないのに、
Cメロでその感情さえも拾ってくれてしまうんだから適わないよな、
なんてことを何度でも思っては幸福で泣いてしまう。

僕らの想いはまだきっと繋がっていて、
それがいつか離れてもこの時が嘘になることはなくて、
それでも離れないでって言うように、
ねぇっ、強く引き攣れる声の願いが、心をまた接ぐんだ。

ここまですごくテンションが高くて、
各所で涙ぐみはしたけどいつもみたいに号泣とかはなくて、
このまま珍しく泣かないまま終われるんじゃないかとも思ったけど、
やっぱりここにきてどうしようもなく泣いてしまったから、
ほんとにこの曲はずるい、心臓に悪い。笑



時間を削ったので次がラスト。
春の向こう側へ、っていつも最初に言うんだけど、
台風の向こう側へ一緒に行きましょう、って言い換えてくれて、
ああほんとに、君のそういうところが好きだ、ってなったことを報告します。笑
啓蟄を彷彿とさせるようなそわそわした空気を含んだ楽器の音と、
大輪の向日葵みたいに笑う海さんの陽だまり色をした声と、
三月のマーチはもうイントロドンで心に触れる部分が多すぎる。

こういう時に、ああ、ドラマストアが好きだ、と強烈に思う。
メンバチェンジがあって、これは海さんの歌への執着ではないのかって思った日もあるけど、
インスト編成だった時期も経て改めて曲そのものがすごく好きだなって思いを持ったこと、
それは、海さんの音楽への執着、ではなくて、ドラマストアが好きだ、という事実に他ならなくて、
それにどれだけ僕が安堵したか、彼らは知らないんだよな。
思うところがあることなんて表情観てたらわかると思うんだけど、
それでもそこに居合わせ続けたことの意味を知っていたとしても、
自分で自分に引くくらいの想いは外には出しにくくて、
でもやっぱりどうしたってこういう時にあふれ出してしまうんだよな。

愛おしいがいっぱいで、光で埋め尽くされるようで、
何度か引っ張ってきてドラマストアを気に掛けてくれた友だちが、
単独仙台で抱えてしまった消化不良を消したかった夜だったから、
さよならまたねで終わりたくない、って歌うこの声を聞いて欲しかったんだ。
その友だちが隣で楽しそうにしていて、ライブが終わった後には、
今日みたいなライブならまた観たい、私が好きだと思ったラマストアだった、
って笑ってくれたのがほんとにほんとにうれしかったんだよ。

出会いなんて、タイミングだ。
でも、だからこそ、だいじにしたいって思う。
マーチを聴く度、出会った日の、ただいま、って声と笑顔を思い出すし、
GR名古屋編のMCを思い出す、何度でも、思い出すんだ。
それでもまた会いたい、って言ったあの声を、僕は忘れないと思う。
チケットという名の約束を握って、僕は何度だって会いに来る。

選択の傍に響く歌があること、
選んだ道を歩む中で不安に襲われる度に内側で鳴る音楽があること、
届きたい、と願う君がそこにいること、
それはとても幸福なことで、頼もしいことで、
うれしくて、嘘にしたくなくて、凜と背筋を伸ばして歩みたくなる。

視界の中のフロアの密度が変わっていくことがうれしいのは、
さよならとまたねを重ねてきた先の景色が愛おしいからで、
やっぱり後ろから全景で観るドラマストアが好きだなって改めて思った。
(前は前で興奮ポイントがたくさんあるから楽しくて好きよ)

手拍子はどこでするか知ってますか、って煽り文句は定型なんだけど、
海さんその言い回しお気に入りなのかなぁって思ってふふってなるし、
それに応えるフロアに、いいね、っていう海さんの後ろで、
かずやさんが、はは、って楽しそうに笑うのがいつも最高かってなりますね!
かずやさん、フロアへの目線が保護者みたいなんだよなぁ、最近。笑

愛おしさと幸福が飽和して体から漏れ出てしまうのはきっと僕だけじゃなくて、
だからなのかな、マーチが纏うのは幸福の黄色、菜の花の色だ。
春が嫌いだっていうあの子がこんなにも幸福の色を用意してくれることが幸せだ。
海さんは、黄色の人。





きゃっきゃとした気分で本編を終えて、アンコールを呼ぶ。
いつもより短いはずなのに満足感はすごかったけど、
それでも応えてくれるなら、もうちょっと、後もう少しだけ、って。
やっぱり思ってしまうよねぇ。
そして応えてくれるのが早いドラマストアさん。
海さんとかずやさんの打ち合わせなしの漫才は定着なの?笑
何話してたかはまったくもって忘れてしまったけれど、
きゃっきゃしてるなぁ、ってほのぼの観てる。
ほのぼのできない話題もたまにするから、
おい、ちょっと待て、今のは冗談にしたらだめなやつ、
って思うこともあるけどそれはまた別の話なので置いておきます。

定番のグッズ紹介してたかな…?
あと今裏で決まったみたい、って再演のお知らせ。
うれしい話だねぇ。
あとでチケット未使用の人だけですか?って質問出てて、
え?そんなことある?って思ったよね。
まぁそんなことあったんだけれども。
交通機関の関係で来れない人がいたことが要因なら岐阜だってそうだし、
通常のライブができなかったことが要因なら見れた人だってそうだし、
だいぶ遅刻でトークのとこ観れなかった子たちもいただろうから、
その人たちにとっては来れなかった方が寧ろ良かったのでは、って話になっちゃうじゃん。
半券の人は+料金で見れますとかにして欲しかったよね、
まぁどちらにせよ日程的に行けなかったのであれなんですけど。
そういうところ、相変わらずもやっとさせてくるよねドラマストアは。
(何より私はBESGのしっかりしたライブが観たかった、
 リハなしであそこまでやったのすごいけど本人たちは消化不良だろうし、
 私だって万全の状態のBESGが観たかったんだよ大好きだから!
 頼むからこの2バンドでスプリットツアーして欲しい)



あと何の話をしてたかは忘れました。
そういえばラストにちゃんと取り返しにまた千葉に来るからって言ってて、
取り返すとは違うと思うんだけどって言ってたやん、って笑ったのは覚えてるな。笑

じゃあラストやるか!って元気に言い放ってスイミーのイントロが叩きつけられるの、
いやほんと大好き、ってなる案件でしたありがとうございます。
土砂降りの感情と真っ青な空が一気に広がるんだよね、毎回言ってるけど。
それがこの日の土砂降りの雨と開場する頃には晴れてた空みたいで、
こういうさ、まるで歌うことが晴れ乞いみたいになるバンドマンにはさ、適わないよな。

眩しいくらいの光を放つ音。その滲み。
心の奥がちりちり痛んで、苦い笑いがこみ上げた。
ドラマストアとBESGの合同インストアが津田沼であった時にさ、
スイミーの音でびっくりするくらい揺れたことを思い出したんだ。
小川さんも鳥山さんも、光煌めく音の人ではあるのだけれど、
小川さんがミラーボールなら鳥山さんはネオン管なんだなって、
あの日インストのアコ版で音の縁の印象の違いを突きつけられてしまったこと。
鳥山さんの音も大好きだし聞き慣れはしたんだけれど、
こうやって不意打ちで過去が襲ってきて心が痛んでは動揺する。

情けないなぁ、って思う。
だいじだって気持ちは募っていくのに、
どうして、は消えてくれない。

その小さな動揺を塗りつぶすようにして、かずやさんのドラムが胸に響く。
海さんの真っ直ぐな声が、来い!って叫ぶようにして向かってくる。
何度も何度も、そうやって僕を救ってくれるのはこの2人で、
だから僕はまだ大丈夫だって思うし、
鈍い痛みさえも今の僕にはだいじな物だって思える。

あの頃とは違う眩しさに手を伸ばして、
その迷う手も躊躇いなく取ってくれるのがドラマストアで、
瑞々しい想いでいっぱいだったところに、
海さんが上手を振り返って、トミヅカが見える、って歌い変えたんだよね。
滑り込むようにして舞台袖から中央マイクまで走ってきて、
長谷川が滲む~!って楽しそうに歌い返したトミヅカさんがいて、
それは最初のトークタイムでしてたいつかのインストの風景の再現で、
めちゃくちゃ愛しくてうれしくて楽しくて、
ああそういうとこ好きだなぁ!ってテンションがめちゃくちゃ上がりました。

ここに僕がいて、ステージに上に大好きな音楽を奏でる人たちがいて、
うまくいかない悪天候の中でそれはとても幸福で美しいことで、
最後のワンフレーズがいつも以上にきらきらと煌めいてみえた。



映像にも残していてくれたと思うんだけど、
オーラスにはBESGのフォーエバーヤング
(https://twitter.com/BESGofficial/status/1187937723144790017)
イントロが届いてこっちは、そういうとこー!!!ってなったし、
ステージ上でパニックを起こすトミヅカさんが愛おしすぎましたね!

海さんが歌のバトンを繋いで、
突然のことに歌詞が飛んじゃったトミヅカさんを助けるようにフロアから声が上がって、
僕はライブでカバーやられるの好きじゃないしファンが歌うのも苦手だっていつも言ってるけど、
こういう意味や意図のわかるカバーと歌合わせは大好きだよ…!.
あと鳥山さんがギタソロも完コピしていてさすがだなって思ったよね!

ああ、なんて愛しい人たちだろう。
ドラマストアとBESGがとても尊くて愛しい、と思った。
このツアーでいちばん楽しみにしてたツーマンライブだ。
思った通り、ではなかった。
イレギュラーが多すぎた。
でも、違わず最高の一日だったし、大切な日になった。
この日をどれだけ楽しみにしていたか、
その期待値をこんな状況でだって上回っていく2バンドが大好きでたまらない。



セットリスト

1.イミテーション・ミュージックショー
2.冒険譚
3.ガールズルール
4.Work & Work
5.ラブソングはいらない
6.世界はまだ僕を知らない
7.Stand by You
8.三月のマーチ
 
En.
1.スイミー
2.フォーエバーヤング






ご機嫌でドリンクを引替えてお片付けを眺めていたら、
かずやさんに、アルコール珍しい、って言われたよね。
そうかな?確かにあんまりライブハウスでは呑んでないかな?ってなりました。
機嫌がいいから、って言ったら台風なのに?って返ってきたけど、
こんなにもご機嫌な気持ちにさせてくれたのは君たちだよ。

鳥ちゃんには珍しいおねだりをして、更にご機嫌になった私。
ふふ、言ってみるもんだねぇ。

ゆーまさんは物販に出てたのでしっかりご挨拶。
にこにこしてたなぁ。

海さんにはばいばーいって手だけ振って、
ご機嫌な顔でばいばーいって返してくれたの可愛かったねぇ。



そのまま友人と居酒屋で打ち上げ。
あんまりお泊まりしていくことがないので、
久しぶりにゆっくりごはんしてライブの話して楽しかったねぇ。
ホテルに帰るために外に出たら、
最初に、ここにするー?って候補に挙げてた居酒屋で彼らが打ち上げてたので、
入らなくて良かったね、ってなりましたよね。笑
危なかった。笑

翌日は群馬なので大人しく就寝です。
雨物凄かったし通常通りのライブではなかったけれど、
千葉、来て良かったです、また、群馬でね。