「はぐくまくん」の股の食い込みについて | 赤ちゃんの成長記録



先日、「はぐくまくんの股の部分の食い込みは問題ないのでしょうか?」

という内容のお問い合わせをいただきましたが、

ゆりっこが、返信をする時間をつくることができずに時間がたってしまいました。

返信文がおそくなり申しわけありません。

ブログ上にて、御返事させていただきます。
                    ゆりっこ



お問い合わせ 

「はぐくまくん」について

「はぐくまくん」を使用する際、股の部分が圧迫されて痛いんじゃないか?

という気がします。

(ウチは男の子なので、尚更そう思います。)

自分の体重があるし、紐2本分が当たっているわけですが、大丈夫なのでしょうか?



赤ちゃんの成長記録-0 イメージ写真


ゆりっこからのお返事

同様のお問い合わせをいただくことがよくあります。

ゆりっこは男ではありませんから、男の子の体の状態がわからないので

はじめのうちは、どうかなぁ?と心配をしておりました。

しかし、使って様子を観察するに男の子と女の子との差がないように感じられましたし、

股の部分の圧迫のトラブルは今のところ経験していません。

「はぐくまくん」を使用すると、鼠径部(そけいぶ)が伸びた状態にもなるので、

その様子について、股関節脱臼の危険性を外部の人から指摘されたこともあります。

しかし、はぐくまくん使用による股関節脱臼の事例は今のところありません。

何故だとおもわれますか?

「はぐくまくん」を装着した大人は、

直立不動で全く動かないでじっとだけしていることはまずありません。

赤ちゃんと動きを共にすることになりし、

歩き移動すること自体が、ずんずん運動していることになるからです。


股の圧迫や、鼠径部が伸びた状態についても、

吊り下げられた赤ちゃんがじっと固定されたままでいれば、

トラブルが生じる危険性はあります。


しかし、「はぐくまくん」を装着することは

大人の身体に密着させ、

大人の身体が添え木になる姿勢で、必ず ずんずん運動することになります。

よって、関節が固くなったり、ずれたまま負荷がかかって

脱臼しやすくなるというようなトラブルを予防することになるのです。

(倒れないようなマネキン人形を用意して、はぐくまくんを着け、

 赤ちゃんをその人形に抱っこさせっぱなしにしたとしたら

 きっと、トラブルはおきるのではないでしょうか)



また対面(ついめん)抱っこの補助グッズである「はぐくまくん」は、

首、腰が一直線上にくる姿勢を促しています。

この姿勢で、思い出すのが、相撲を撮る前の蹲踞(そんきょ)の姿勢です。

蹲踞(そんきょ)とは、土俵上にあがって、相撲をとる前のあいさつ姿勢です。

足のつま先だけでしゃがんで正面を向いた状態ですが、

このとき 身体は、左右対称で、非常にバランスのとれた状態です。

意識的につくられた身体ですが、リラックスと集中が同居した状態といえます。


対面(ついめん)抱っこや、はぐくま抱っこは、

この蹲踞(そんきょ)姿勢と共通した状態になるのです。

お相撲さんは、まわしをつけていますが、

二人掛かりくらいで目いっぱいしめあげるようにまわしをつけるのだそうです。

しかし、おすもうさんんは、まわしを痛がっているようではありません。

また、まわしを長い時間装着していて、

圧迫による不都合が生じたとか、機能トラブルが出たり

子種に影響をもたらしたという話も聞いたことがありません。

まわしを使って股に不都合があらわれないというのは、

蹲踞(そんきょ)の姿勢が基本となっているスポーツで

左右対称のからだづくりをしている(股わりや、四股踏みなど)ことが

トラブルを解消しているのだと思われます。

ごくまれに、せっかく「はぐくまくん」を購入し使用していたのだけれど

歩いていると、赤ちゃんがどんどん傾いていって

たすき掛けのひもがいつもずれて、使いづらいので

使用を止めているという方にあうことがあります。

このばあい、身体の著しい左右差が

「はぐくまくん」を使用することによって、股の部分に、片側だけに強い負荷がかかって

股ズレを起しそうになる不快感が生じるのではないかと思われます。

赤ちゃん自身が、股ズレ予防に身体を傾けて痛みを避けることで

「はぐくまくん」使用が難しく感じるのではないかと思われます。

よって、

・左右対称なからだづくりを基本にしていると

 赤ちゃんは、「はぐくまくん」でたすき掛けのひもで支えられて不都合を感じない

・「はぐくまくん」を使用しているとき、リズミカルな規則的なズンズン運動を

 こころがけている方が、親子の身体の一体感が 増し

 赤ちゃんの骨格や関節の部分が、微細に運動刺激を全身に伝えるために

 脱臼や股ズレなどのトラブルを解消しやすい

という結論を体験的に感じております。

はぐくまくんを使用して、

快適状態であることも

難しい状態であることも、
 
赤ちゃん自身が正しく自分の状態を表現していることなのだと思います。
 

尚、はぐくまくんを使用していて、どうしてもずれてきてしまう

という方の場合の装着方法については、

同じ悩みを持っておられた、ひとりのママが着崩れ防止用の装着方法を提案してくれました。

それについては⇒2011.4.30ブログ を参照してみてください。



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★ブログ「対面(ついめん)抱っこの仕方」⇒http://plaza.rakuten.co.jp/kidsstudion2/diary/200910230000/



「対面(ついめん)抱っこ」とだっこ紐「はぐくまくんの使い方」
  解説動画 ⇒ムービーホームページ

★「はぐくまくん」リング有りと無しについて
  ⇒ ブログ記事  


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