エーチャンのMC、大好きです!
なんか歳を重ねる毎に、カッコつけない、生身のエーチャンが見え隠れします。
今年のMCで一番心に引っかかった言葉。
それは「おい、そこのFriend」のあと。
「この曲はさあ、おい、みんな、わかるけどがんばれよ、っていう応援歌なんですけど。ちょっとそこに皮肉もあって」
「オレはね。目をつぶって、ただ目指すところに向かって走り続けて。でもある頃から、横から声が聞こえてくる。もう良いんだよ。もう大丈夫だよって。マネージャーだか、業界の人だかわからないけど。」
「でも自分は、いや絶対違う。まだだ、まだなんだって、前だけを見て走り続けて。」
「ある時、突然立ち止まって、ふと目を開けるともう声は聞こえない。そして後ろを振り向くと、ホントに大丈夫なラインは、ずっと後ろにあったんだよ。」
それ以上、語らなかった。
エーチャンは実は経済や政治に敏感。
だからこそ、成功できたんです。
そのエーチャンが、今まで「時代のせいにするなよ。開けたいドアがあるなら、てめえで蹴っぱくってあけてみろよ!」って言い続けてきたのに。
今回、一瞬、言い淀んだ気がしたんです。
だってやっぱり誰でもがんばればサクセスできる世の中じゃない。
エーチャンはわかっているからこそ、自分の事を語るしかなかった。
だって矢沢永吉は努力だけでは説明できない、神に選ばれた才能をもって生まれた人だから。
エーチャンもそれが今になって、強く強く実感しているのでは。
そう感じました。
だけどきっと心の中で思っているはずです。
「でもオレのファンはかっこいいヤツがたくさんいるはずだ。だから諦めずに突っ走れって言い続けたい」
だから。
オレは突っ走り続けようと思います。
奥ちゃまに言われました。
「普通、○○になりたいって思っても、大人になって、みんないろいろ理由を見つけてやめちゃうんだけど。あなたはずっと思い続けてるんだね」
うん。
だからここまで来れたんだもん。
エーチャン、オレはまだまだ、周りの雑音に耳をふさいで、ただ前だけを見て突っ走るよ。
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