G.I.ジョー(2009) | つぶやキネマ

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大好きな「映画」について「Twitter」風に
140文字以内(ぐらい)という制約を自ら課して、
"つぶやいて"みようと思います...ほとんど
「ぼやキネマ」になりそうですが。

★注意!!! 作品の内容に触れています★


G.I.ジョー(2009)


 アメリカ軍特殊部隊のデューク(チャニング・テイタム)
はNATOの開発したあらゆる金属を破壊するナノマイトの
護送をしていたが、強力な装備の謎の組織に急襲され危うく
ナノマイトを奪われそうになる。デュークたちを救ったのは
司令官ホーク(デニス・クエイド)率いるエキスパートチーム
"G.I.ジョー"で、謎の組織を壊滅するためにデュークもチーム
に参加する事になる...というお話。過去のSci-Fiアクションの
面白そうな要素を目一杯詰め込んだ大作だが、盛り沢山過ぎて
胃もたれを起こしそうなくらい様々なアクション・シーンが
次々現れるフル・コースで、一服している暇がない。ある意味
ここまで徹底すれば立派なモノなんだが、やり過ぎは良くない
よね...個人的には大好きなんだが(注1)。スティーヴン・ソマー
ズ監督は「ハムナプトラ」シリーズでも同じ過ちを犯してい
たが、色々因縁がある"G.I.ジョー"メンバーと悪の組織"コブ
ラ"のメンバーのバック・グラウンドを紹介する回想シーンは、
ストーリーの進行に自然に馴染んでいてナカナカ手際が良く、
パリの街並をCGで再現した加速スーツによる追跡シーンは
迫力があって、やり過ぎさえなければ監督としてもっと評価
されそうな気がする。クライマックスは、それぞれ見所がある
4つの闘いが同時進行するが、観る側の気分が分散してしまい
イマイチ盛り上がらない...登場人物の多いアクション物の定番
なんだが。


●スタッフ
製作総指揮・原案・監督:スティーヴン・ソマーズ
製作:ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ、
ブライアン・ゴールドナー、ボブ・ダクセイ
製作総指揮:デヴィッド・ウォマーク、ゲイリー・バーバー、
ロジャー・バーンバウム、エリク・ハウサム
キャラクター原案:ハズブロ
原案:マイケル・B・ゴードン
原案・脚本:スチュアート・ビーティー
脚本:デヴィッド・エリオット、ポール・ラヴェット
撮影:ミッチェル・アムンドセン
音楽:アラン・シルヴェストリ


●キャスト
チャニング・テイタム、シエナ・ミラー、
レイチェル・ニコルズ、マーロン・ウェイアンズ、
デニス・クエイド、ジョナサン・プライス、
レイ・パーク、イ・ビョンホン、サイード・タグマウイ、
クリストファー・エクルストン、
ジョセフ・ゴードン=レヴィット、
アドウェール・アキノエ=アグバエ


◎注1; コブラの潜航艇のデザインがディズニー映画
「海底二万哩(1954)」みたいで、オジさんとしてはそれ
だけで嬉しくなってしまう。「スターダスト(2007)」では
小さな役なのに主演のクレア・デインズを笑顔と可愛さで
上回っていたシエナ・ミラーが、タイトな黒い衣装(しかも
眼鏡女子)で悪役を演じアクションもこなすというだけで
お腹いっぱいだったが、赤毛でグラマーで同じくタイトな
黒衣装のレイチェル・ニコルズとの格闘もあって、女優ファ
ンとしてはもう全面降伏であります。ストームシャドー(イ
・ビョンホン)とスネークアイズ(レイ・パーク)の剣劇も
ナカナカ良かったが、回想シーンに登場するヘンテコな
東京は困ったもんだね。ラストでコブラコマンダーとなる
マッド・サイエンティストを最近大活躍のジョセフ・ゴー
ドン=レヴィットが演じているのだが、特殊メイクとメカ・
マスクの時は誰だか解らなかった...デザインをもう少し
工夫すべきだね。それなりにヒットしたようで続編が作ら
れたが予告編を観て嫌な予感が...本作の楽しい要素を全部
削ったふつーのアクション映画みたいなんだもんね。観たら
酷評してやろうと思います(ヲイヲイ)。


 

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