葛西聖司/三宅民夫/松本和也/小田切千 | アナウンス研究コピペ保管庫

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葛西聖司/三宅民夫/松本和也/小田切千

NHKの東京本局において「ニュース7」など硬派な看板番組は
重厚なバリトン、例えば畠山智之阿部渉などが務める
ことが多いが、比較的くだけた番組、情報バラエティ系のMC
ナレーションは軽めのバリトンもしくは音域がやや高い男子アナ
が務めるケースが多い。今日はそのような所謂”ライト級”の
看板クラスの男子4人を紹介。
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047 葛西聖司(NHK)

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74年入社。フジの牧原俊幸に肩を並べるといってもいい
柔らかくコシがあり、透明感すら覚える超美声の持ち主。
童顔で優しそうな風貌だが、もうすぐ還暦で定年も近い
大ベテランである。実は葛西は私がはじめて名前を覚えた
NHKアナ。というのは、87年の大河ドラマ「独眼竜政宗」
でナレーションを務めていたのが葛西アナであり、私が一年間
通して大河ドラマを見たのはその時がはじめてだった。

主人公が弟を斬るシーンなど壮絶な話の数々で緊張感
あふれるドラマだったが、葛西の上品で癒されるナレーション
が、格調の高い雰囲気に仕上げていた。

ところで政宗役を務めた渡辺謙は当時なんと20代!
あんな迫力のある20代俳優はなかなかいないですよねえ。
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048 三宅民夫(NHK)

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75年入社。75年入社組は知る人ぞ知る「黄金イヤー」であり、
三宅のほか桜井洋子、川端義明、山下信、徳田章、末田正雄
といった超豪華メンバーが勢ぞろいしている。

軽め・明るめの声質ながら芯はしっかりしていて滑舌はAAA級。
誰もが好感のもてる優しそうなルックスで人気も高い。
NHKのなかでは比較的ライトな番組を担当することが多く、
早朝のニュース、紅白、NHKスペシャルのナレーションなど
あらゆる場面で彼の顔や声を見たことがある人は多いだろう。
私は守本奈実さんのアナウンスが三宅アナに似ていると思うの
だが、もちろん男と女なので声そのものが似ているというわけ
ではない。しかし緩急のつけかたとか、時折「うなり」を入れるところ
そして、余韻が非常に明るいところが共通点だと思う。

ところで三宅アナが最近担当している「日本のこれから」。
この番組は、日本社会の諸問題を、視聴者代表と専門家が
一緒に討論する番組なのだが、見ていてこの番組の司会は
相当キツイだろうなと思う。まずNHKの方針、公共放送の
あるべきスタイルというものがあってそれを守るように
三宅さんは幹部に命令されているはず。しかしながら
この番組は生放送でゲストは好きなように討論したいわけで
時には感情的な討論にもなるし、爆弾発言も飛び出す。
田原総一朗の番組とは違い、NHKアナという立場でこのような
番組の舵取りをするのは大変、難しいと思う。
(日本のアナウンサーの仕事なかで一番難しい仕事なのでは
ないか)。三宅アナは近年、体調が悪いこともあったようなので
あまり無理をしないでほしいものである。
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049 松本和也(NHK)

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91年入社。三宅2世の呼び声も高いバラエティ系の看板アナ。
灘高→京大のエリートでありながら、偉そうにしない可愛い系
のキャラクターで老若男女とわず好感度が高い。
声質は三宅に似ていて、大河ドラマの前にやってる
「ダーウィンが来た!」でのナレーションを最近はよく私は聴いている
が三宅アナと同じく非常に聴き易くて、明るい声質に元気が出る。

英語でしゃべらナイトを長らくつとめていたが、釈由美子との
相性がなぜかバッチリ。何でこの二人が合うのかが良く
わからないが、アホっぽい番組にはならなかったのは松本の
実力の賜物だと思う。
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050 小田切千(NHK)

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94年入社。75年組と同じく94年組には非常に豪華メンバーが
揃っていて、髙橋美鈴、石井麻由子、久保純子、金子哲也
そしてNHK出身で今やTBSの声王、土井敏之も小田切と同期
である。

土井敏之といえばパッション、パワー、パーソナリティの三要素
をアナウンスにぶつける所謂「3P声法」で民放を席巻しているが、
実は小田切も3P声法の使い手。
担当番組である「歌謡コンサート」での「歌コン!!最前線!!」
の煽りはまさに「ドイ」を思わせる迫力である。
小田切を見ていると一見、芸能人気取りのお調子者に見えなくも
ないが、声を聴くと実は硬派なアナウンス能力を持っていて
さすがはNHKアナだと思わせる実力者であることに気づく。
三宅、松本に次ぐライト級看板アナだと私は思っている。
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ところで本日、野球のWBC、見事に日本が優勝しました。
大変素晴らしい試合でしたが、ただ私が「ヤバイな」と
思ったのは原監督がダルビッシュを抑えに起用してたこと。
ダルビッシュは非常に良い投手ですが立ち上がりに不安があります。
(日ハムのエースはダル、金村、岩本など初回に打たれるタイプ
が多い)。

9回1点差でダルを使ったことが、結果的には壮絶なドラマを
生んでしまいましたが、本当は藤川などリリーフ専門投手を使って
堅実に抑えるべきだったと思います。
それにしても延長のアノ場面でイチローを敬遠せずに勝負した韓国は
すごい。こちらも采配ミスかと一瞬は思いましたが、あれだけのチームなの
だからおそらく勝負に行ったんだと思います。感動しました。

今日はyoutubeより半島系歌謡曲(フォークソング)を。
イムジン河(キムヨンジャ)
この歌は元々フォーククルセダーズの持ち歌ですが、
歌謡調もなかなかいいですね。前説はさきほど紹介した小田切千



フォークル版は
「イムジン河水清くとうとうと流る~」
ですが、この「イムジンの流れよ答えておくれ」
イイ歌詞ですねホントに。
それにしてもキムヨンジャは上手い。