今やアナヲタのカリスマ的存在まで上り詰めた八重歯のめざまし天使こと
杉崎美香がかつて所属したSBC信越放送について詳しく調べているうちに
いつのまにか長野県の女子アナに詳しくなった私だが、精鋭アナウンス陣を
誇るSBCを脅かす存在をひとつ挙げるとすればフジテレビ系列のNBS長野放送
を挙げたい。選手層の厚さはSBCに劣るものの、今日紹介する御影倫代と
田巻佑規子の２人が所属していた時期のNBSは、輝かしさ、華やかさ
の面でSBCを凌駕しているように思えたからである。
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034 御影倫代（画像左）
00年長野放送入社だが、入社が３ヶ月ほど遅いという局アナとしては珍しい
経歴。私は名前を見た瞬間から彼女に大きなインパクトを感じていた。
「御影倫代（みかげみちよ）」。芸名でもここまで見事なネーミングはなかなか
ないと思う。「ミッチョリーナ」と長野県民には呼ばれているがそんなイタリアの
ポルノ女優みたいなニックネームはせっかくの美しい名前が台無し。（なぜか
長野県のアナはレイチェルだのクララだの意図不明なニックネームがつけられ
ることが多い）。ルックスは「微妙な美人」。美人ではあるが田舎くさいなんとも
表現が難しい顔立ちだ。若干、テレ東の倉野麻里テイストが入ってる感じか。
胸はそれほどないが全体的に肉感的で特に二の腕が見事。Uターンの土田と
一緒に出てる番組を（動画で）見たが、ノリが非常によくフジテレビ系
らしい明るさと華やかさの持ち主だった。キー局のアナとして入社していても
十分活躍できる民放アナとしては非常に使い勝手の良さそうなアナウンサーだ。
06年に長野放送を退社して上京。長野県時代にも交流があった杉崎美香が
所属するセントフォースに移籍した。私としては「おお！！」と喜んだのだが
上京してからの彼女は自身が持つ個性があまり生かされてないように思う。
ここ数年はワイドショーによく登場してたのだが現場取材の仕事が多く
いつも淡々とリポートしているだけ。私は芸人の出る番組はあまり見ないが
御影は芸人と一緒に番組を進めるほうが向いている人だと思う。
ところで今年の春先に、御影がダライラマの取材をしていたのをTBS（だと思う）
で見たが、御影は恍惚とした表情で
「はぁぁぁぁ・・私なんかにもダライラマさんは声をかけてくれて・・はぁぁぁ」
みたいな田舎のオバちゃんみたいな反応をしていたので大笑いしてしまった。
御影の良さはこのような「キャラが軽い」ところであり、重厚感のある名前とは
真逆のキャラだという所に意外性がある。
私としては御影はｔｖｋに入って、「あっぱれKANAGAWA大行進」を担当すれば
よかったのに、と思う。御影のキャラはデビッド伊東と相性があうと思う
からだ。本来、私は軽いノリのアナはあまり好きではないはずなのだが、
御影だけは憎めない。キャラは軽いが彼女はどことなく上品だからだ。
まだ３１歳。ブレイクする可能性もまだまだあると思うので、セントフォース
は彼女に相応しい仕事を早いうちに探してほしいと思う。
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035 田巻佑規子（画像右）
03年長野放送入社。御影と同時期に同局で活躍していた。小柄で幼い
顔立ちだが、スピントボイスの持ち主で、04年あたりの長野では生田・三島に
次ぐ美声アナだったと私は思う。私が彼女をはじめてみたのは「粟島」の取材。
なんと彼女はビキニ姿を披露していて「地方はおおらかだなあ」と感心した
記憶がある。
御影と同じくわりと肉感的であり、胸はまぁまぁあるのでもっと世間で人気が
あっても良さそうだと思う（ただ、水着姿を見てもあまりイヤラシイ感じがない
ところが田巻の特徴）。御影に比べてキャラは真面目そうなところがあり
ニュースを読むのが向いている。
05年に彼女の故郷であるTeNYテレビ新潟に移籍。地方民放アナは他県に
突然移籍することがあるのが面白い。今の新潟はあの市野瀬瞳が
いるのでアナヲタ的には見所のある地域になりつつある。（三浦綾子や
枦山南美、小林恵子といった当ブログで紹介したアナたちも新潟局出身
である）。見た目、非常にキュートでさらにスピント系の美声。こんなアナが
東京局に居たら当ブログでも間違いなくスター扱いするところなのだが
情報があまりにも少なすぎてコメントすることがない。出来れば上京して
ほしかったアナの一人である。
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長野放送にはこの両名のほか、「唐澤昌子」という有働由美子を
清楚にしたようなアナウンサーがいてこの人にも私は注目していた。
（唐澤はリリコ系の美声アナだ）。御影は東京に来てるのでテレビで
見ることはあるが田巻や唐沢に関してはネットの動画等で確認する
のみ。ほとんど見る機会はこれまでなかったにもかかわらず一時期
の私は毎日、長野放送の公式ページを確認していたほど注目していた。
御影は民放向きだと思うが田巻と唐沢に関してはNHKにいたとしても
銘柄級アナとして活躍できる逸材だと思う。
私がアナウンサーを沢山見てきて思うのは、地方のマイナー局で
あっても東京のアナ顔負けの実力者、「うわ、美声だ」「美人だなあ」
と思うような女子アナはけっこういるということ。
最近、不況のあおりを受けて企業の内定取り消しをくらう学生が多い
というニュースをよく目にするが、たまたま不況の時期に新卒を迎えた人
がこういう貧乏くじを引いてしまうのは理不尽だなあと思うのと同時に
そもそも大学のほんの一時期の就職活動だけで人生があまりにも大きく
左右されてしまう、特定年齢の通過時期の判断にウェイトが置かれすぎて
いるシステムを見直すべきなんじゃないかと思う。
たとえば大学時代は金融機関を目指し、一端は銀行などに入った子が
「声を出す」ことに開眼し２９歳あたりにフジテレビやTBSの女子アナになれる
ような流動性がもっとあったらいいと思う。（一応、建前上は募集年齢は
広げているとは思うが）。女子アナの移籍に関しても地方民放→地方民放
はあるが、地方民放→キー局アナや、UHF→NHKみたいな移籍はありえない
ことになっているのが現状。たとえば仲山今日子に大河ドラマのナレーション
を担当してほしいと思っても、現状ではほぼ不可能なわけだ。
（フリーという道もあるだろうが、家族持ちなどで安定性を求めるなら
局アナのほうが向いているという人もいる）
新人アナは２３～２４歳でないと駄目だというのも真面目に考えれば
柔軟性に欠けると思う。今日紹介した御影アナなんかだって、不安定な
フリーアナではなくフジテレビやTBSのアナの「新人」になってキー局アナと
して活躍するのもアリなんじゃないかと個人的には思っている。
ルチアーノ・パバロッティは体育教師から世界的オペラ歌手に転身したが
官僚的な日本社会ではこういうことは難しい面がある。
新自由主義（ネオ・リベラル）を標榜するならこの辺も自由であれば
社会的には納得されると思う。