プレッシャーとの戦い 高島彩 | アナウンス研究コピペ保管庫

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プレッシャーとの戦い 高島彩


takashima


北京五輪、競泳の北島康介選手が見事に100メートル平泳ぎで
金メダル獲得。アマチュアのスポーツ選手でありながらマスコミや国民
による「期待という名のプレッシャー」を乗り越えて見事に大舞台で最高の
泳ぎが出来たことはとても素晴らしいと思う。

ところで、アナウンス界で最も「期待という名のプレッシャー」と戦ってる
女子アナは誰かと言えば、フジテレビの高島彩(2001年入社)なのでは
ないだろうか。


彼女は名門フジテレビの「看板」を背負い、連日「生番組」での緊張感と
戦い、「実力派アナウンサー」という視聴者からのレッテルに応えなければ
ならないなど、多方面のプレッシャーと常に向き合っているアナウンサーだ
と思う。


素朴な顔立ちではあるが、決して美人ではない。比較的、透明感はある
もののリリコでもスピントでもない声質は、あまりパワーがない。
滑舌は意外に良く、聴きやすい。共演者の話のポイントを掴む能力に長けており
周りがよく見えている。常識人タイプで、あまり創造性の高いパフォーマンスは
見られず、鋭さやキレはない。その代わり安定感と落ち着きがある。
何といってもフジテレビの番組制作者が「こう動いてほしいな」という要求に
期待通りに見事に応える力がある人だと思う。芸能人・タレントの扱いが上手く

淀みなく場を白けさせない司会・アシスト能力に優れている。また、基本は

バラエティアナでありながら「めざましテレビ」のような半報道番組も無難に

こなしてしまう器用さがある。高島の実は一番良いところは私は太ももや

腰から下のボディラインだと思ってて、高島をテレビで見かけると私は

下のほうばかり見てしまう。


アナウンサーとして、高島彩は合格点以上のものを持った人であるといえるし
私も基本的にはそう思っているのだが、問題なのは、アナヲタや一般視聴者、
それから業界の高島への期待値が高すぎること。「アナウンス能力はピカ一」
「史上最高アナ」みたいな賛辞の言葉がマスコミには踊っている。確かに
高島レベルの知名度の高いアナのなかでは、高島ほど司会進行能力や落ち着き

がある人間はかなり稀なのは確かだが、全アナウンサーのなかで評価すれば

私個人的には「高島ってそれほどのものかな?」といった感が強いし、実際、

私がこれまで紹介した女子アナのなかには、高島よりも番組を躍動的にさせる

アナ、高島より美人なアナ、高島より遥かに原稿読みが素晴らしく声が良い

アナはゴマンといるわけで、何も高島だけ難攻不落の世界チャンプみたいな

扱いをする必要はないと思っている。真鍋かおりや小池栄子でも高島の

代わりが務まるような番組も多い気もしている。


視聴者やマスコミの高島への賛辞は、例えばプロ野球でいうと、楽天の高須や

ロッテのサブローぐらいの選手を、イチローや松井秀と同レベルの選手のように

見るようなものだと思うのである。高須やサブローは非常にいい選手だが、
イチローと同格みたいに言うのは誉めすぎといえるだろう。視聴者やマスコミ

は彼女にプレッシャーを掛けすぎだと思うのである。


高島が常にプレッシャーを感じているのはおそらく確実だと思うし、実際、彼女は
いつも心なしか顔が引きつっており、ピリピリとしている感じがする。
(武豊の弟と付き合ってたのは、あの男がなんとなく茫洋としてて、
高島にとって癒される男だったんだと私は推察する)
本当は高島も他のスターアナのようにゆったりと女性らしく生きて、趣味の競馬
や酒をノンビリと楽しみたいのではないだろうか。女子アナといえども会社員で
あるし、余暇をもっと沢山とって楽をさせてあげたほうが、アナウンスの幅や余裕
教養みたいなものを身につけることにも繋がると思う。私としては、いいアナなの
に評価が低いアナは大仰に褒め称えることが多いが、高島に関しては他の
アナヲタと一緒になって誉めるのではなく、どちらかというと私はアンチの側に

まわり、彼女のことをあまり評価しないように振舞うことにしている。ただそれでも

長年にわたるアナウンス界での存在の大きさを考慮すれば彼女をスターに認定

せざるをえない。


そんな高島も30歳をそろそろ迎え、若手重視のフジテレビのなかではお局的な
存在になりつつある。高島に頼りすぎのフジテレビは代わりを見つけるのに、
苦心している最中であろう。ポスト高島なんぞには私は全く興味はないが、
私としては30歳からこそ、高島は面白いアナウンサーになると思っていて、
彼女の多趣味なところとか、落ち着きはオトナの視聴に耐える番組でこそ
発揮されると思う。軽部や笠井などと一緒にトーク番組でもやれば盛り上

がるのではないだろうか。昔のように競馬を担当したり、あるいは思い切って

競輪・競艇・オートなどの分野に進出しても(私としては)ありがたいかもしれない。