子どものスマホ問題はルール決めで解決します/石田 勝紀 | つばみのBlog

 

 

多くの親御さんが思い悩む「子どもとスマホとの関わり」。これからの時代、避けて通れないのはわかっているけれど、スマホばかり見ている子どもにモヤモヤ……。そんな自分の気持ちと折り合いをつけ、子どもがスマホ依存、ゲーム依存にならないために、親ができることをアドバイスします。

なかでも、スマホを使うときの家庭のルール決めは肝になります。親子間のルールの決め方、ペナルティの設定の仕方、見直し条項の設定、親の声かけの仕方など、ルール決めのノウハウを石田さんが詳しく解説。

この1冊を読めば、子どものスマホ問題にイライラ、モヤモヤしなくて済みます!(Amazonより)

 

 

 

 

 

娘が6歳の誕生日にNintendo Switchが欲しいと言うのです。
6歳…早くない?
そう思いながらも、今はまだゲームをやっていないかと言えばそうではなく、体調や天候不良で外出しない日の暇潰しに家のタブレットでゲームをしたり、外出時の電車内や飲食店での待ち時間のみの約束で私や夫のスマホで無料のアプリゲームをしていて、広告から別サイトに飛んだり、課金しそうになって(親が)慌てたりしている状況。
だったらゲーム機を与えても良いのかな、と夫と相談して、プレゼントすることに決めました。


とはいえ、テレビをダラダラ観て

私「そろそろ消そうね」
娘「まだ、良いところだからここだけ観せて」
私「はい、終わったね、消して~」
娘「えー!もう1話だけ」
私「じゃあ本当にそれ終わったら消してよ」
娘「はーい」
私「はい、終わったね、消して!」
娘「え、もう1話いいでしょ、お願いお願い~~」
私「お約束したよね、ダメー消して!」
娘「ママが決めてズルい!意地悪!」
私(キー!ムカムカーーー!超不機嫌!!!)

これのゲームバージョンになるのが目に見えています。

なので、日頃からVoicyで学ばせていただいている石田先生の著書を拝読しました。

ゲームやスマホに溺れる子もいれば、溺れない子もいる。
与えることによって勉強時間が減り成績が下がる子もいれば、スマホ(動画やアプリ)を勉強に活用する子もいる。
子の特性は様々だから、何が良いとか悪いとかは一概に言えないので、子がゲームやスマホを欲しがった時に、親と子としっかり話し合い、ルールを決めて使用させる。

それから、子との付き合い方の根本的な考えについても、学びがありました。
親は子を人生の先輩だとは考えず同僚だと思っている、だから上から目線の説教ではなく、丁寧な説明が大事。
子の人生は子が決める。

大変勉強になりました!

ゲーム機本体とゲームソフト2種(マリオパーティスーパースター・マリオカート)は家族皆の物、その他に、誕生日プレゼントとして好きなゲームソフトをひとつ。娘は保育園で話題になって知ったらしいピクミン4を選びました。

娘の誕生日前に家族会議を開いてルールを決めて、まだ数日ですが、Nintendo Switchを楽しんでいます。

以下はMEMOですのでご興味のある方はどうぞ☆☆☆

☆スマホを持たせるタイミング
・中学1年生が圧倒的に多い
・子どもが欲しいと言ってきたら、持たせることを検討→子が自分の気持ちを尊重してもらっていると感じるから
・持たせるときのルール決めが大切
【35頁】
・スマホにのめり込むかどうかと年齢は関係がない
・親としての明確な方針があるなら、子どもに丁寧に説明する
【47頁】

★「みなさん、子どもを持つと親を演じだしますよね(笑)。親は子を導かなくては、と。ーーー子どもは導く存在だと思っていますが、子どものほうはそんなこと思っていませんよ。いまどきの子どもたちは、親を人生の先輩じゃなくて同僚だと思っている。ーーー(親と子)視点が全然違うからもめる。その溝を埋められるのは、丁寧な説明だけなんです。」【46.47頁】

★「忘れないでほしいのは子どもの人生は子どものものだということです。がんばるかがんばらないか、選ぶのはあくまでも子ども。「どちらを選ぶかは自由」と言いながら「がんばるほうを選べ!」というオーラがバンバン出ていると反発します。ーーーダメなところに目を留めて、やめさせよう・正そうとしないほうが、子どもはいい方向に向かいますよ。」【66頁】

☆スマホと成績の関係
・勉強しないのは、スマホのせいではない(する子はする、しない子はしない)
・親のネガティブな態度が子どもを勉強ぎらいに向かわせている【67頁】

★最近の中高生はーーー「勉強垢」といわれる、勉強専用のSNSアカウントを持っている子どももいるのだとか。ネットを使い、仲間うちで勉強を教え合っているのかもしれません。ーーー実はスマホがあるから勉強できる、やる気になる、という子もいるのです。【72頁】

☆ルールを決めの7ヶ条
①話し合いは子どもファースト。親の意見の前に先ず子どもの意見を聞く
②子どもの意見を聞いたうえで親の考えを説明する
(親の考えは「生活リズムが乱れる」「勉強しなくなる」「犯罪に巻き込まれる可能性」等)
③ルールを守らなかった場合のペナルティーを決める
④さまざまなケースを想定しておく
(ペナルティーを実行して子どもがキレたらどうするか、等)
⑤ルールやペナルティーが変更できる「付帯条項」をつけておく
⑥どちらかが感情的になったらストップ、日を改めて話し合う
⑦話し合いのプロセスを動画に撮る【96~98頁】

☆ペナルティー
・ペナルティーを実行しないと、子どものルール破りはエスカレートする
・軽いルール破りには軽いペナルティーを
・理不尽に重いペナルティーは逆効果
・ルールをちゃんと守るならルールやペナルティーをゆるめる、というのもアリ【119頁】

☆ゲームでの暴言
・子どもは親が心配するほど、ゲームと現実世界を混同してはいない
・子どもの汚い言葉より、前向き・肯定的な言葉に反応しよう
・その場での注意は無視される。別の機会に一般論で伝えたほうが効果的
・現実世界での汚い言葉は、きちんと注意する【164頁】