10代前半 男性 中学生 滋賀県守山市
症状 : 朝が起きられない(動けない)、夜が眠れない、慢性的な疲労感、熱が出る。
状態 : ・半年前からの症状で、朝が10時~11時頃でないと起きられない。
・体調も悪く慢性的な疲労感があり、運動もできなくなった。
・学校には行ける時は14時ごろから行っている。行けない時は休んでいる。
・病院検査では異常はなく、解熱剤と睡眠導入剤をもらっている。
・夜が上手く寝れない。
・学校・塾に行くと熱が出る。
・学校に行きたくないわけではない。むしろ行きたい。
・良くなっている感じはない。悪くなっている。
・膝が痛くなることがある。
施術 : 頸部、上部胸椎に沿った自律神経の調整。
1回目 初めての来院時(午前中)の状態は、例えるならインフルエンザにかかっている様な
ぐったりした状態で座っているのが辛そうでしたので簡単な問診をしました。
お母さんの紹介で来院されたので、状態は前もって聞いていました。
施術は、上向きに寝ていただいて、上部胸椎~頸椎にかけての自律神経の調整。
施術後は少し楽になったようですが、大きな変化はあまり感じません。
2回目(4日後) 前回の施術後から体調が良くなり、朝は8時頃に起きられるので、
学校は午前中から行けるようになった。 睡眠導入剤も使わなくなった。
元気になっている。会話もハキハキできていました。
施術は、前回と同じ。
3回目(14日後) 前回後、さらに体調が良くなり、普通に起きられて学校も通常通り
通学できるようになった。
4回目(半年後) ずっと大丈夫だったが、受験勉強で首・肩が凝っいるのでメンテナンスと
して来院。
5回目(2か月後) 4回目と同じ。予防的に来院。
6回目(2か月後) 4回目と同じ。予防的に来院。
7回目(2週間後) 体育の持久走を走った後、調子悪くなった。
受験前で運動不足の状態から急に腕を大きく振ったので首に負担が
かかった様子。 施術後は良くなった。
その後の様子を、お母さんに聞くと高校生になって1年経ちますが調子は良い状態が続いているそうです。
この学生さんは、日頃からスマホを使うことが多く、首がストレートネックで首の付け根の角度が鋭角につきすぎている状態でした。そのために自律神経の不調が出ていたと思われます。
学校や塾などでの勉強中の首の角度も同様に鋭角で、その状態でいる時間が長ければ長いほど、負担がかかってその後の体調が悪くなっているようです。(他の同様の症状の方々もだいたい同じパターンです。)
この症状は一時的に調子が良くなっても、首への負担が蓄積すれば、再び自律神経の不調(体調不良)に陥る症状です。
この改善には、首(自律神経)に負担のかからない姿勢をで、勉強・スマホをしていただくことが重要になってきます。そのうえで、しばらくは定期的(月1回ぐらい)な来院と肩周辺の運動で身体の調整をして「良い状態で安定させる」ことをお勧めしています。
※心配されていた祖父母も元気になった孫を見て安心されたそうです