慶行と柳沢が怪我をして戦列を離れてしまった。立て続けに怪我人が出て厳しい状況だ。ゴールデンウィークの連戦も控えているだけに頭が痛い。楽な戦いはしばらくないものと考えた方が良いだろう。今日の相手は新潟。相手の両サイドは右・梅山修、左・鈴木健太郎といずれも元ヴェルディ。ブーイングも特になく流されていた。移転後にサポになった人は梅山がウチに居た事を知らないんだろうな多分。半年しか居なかったし。


  森本 シトン
    平本
 平野   大悟
      林
相馬      山田
 李康珍 米山 
    高木


左サイドに相馬が復帰。いきなりセンタリングを放ちチャンスを作った。相馬が帰ってくると平野も生きる。アシストは平野からだった。早めにクロスに対し丸山がボールに向かって行ったが届かずシトンがフリーに。トラップ後ボレーで決めた。しかしその後左サイドでボールを奪われ最後はエジミウソンに決められ同点に追いつかれてしまう。リードを守れなかったものの試合は殆どヴェルディペース。全体的に動きが良くあれだけパスが廻るのも久々に見た。相馬のクロスからシトンのヘッドは野澤の正面。シトンが平本に決定的なパスを出した。あとはもう押し込むだけであったが何を考えてたのか一つフェイントを入れてゴールキーパーが倒れてる側に蹴っていた。あそこで何故ワンテンポずらす必要があったのだろう。キーパーがシュート前に倒れていたのであとは逆に蹴るだけだったのだが。キーパーを見ていなかった証拠だろう。リズムは良かったものの障害となったものがあった。主審と副審である。シトンの肩トラップに対して副審はハンドと判定。納得出来ないシトンは副審に延々と文句を言っていた。相馬が梅山を抜いた際にユニを引っ張られて倒れたのに対し警告も出なかった。大きなチャンスになるところだったのにあの行為にカードも出ないとはどういうことか。右サイドを山田が上がり平本へパス。平本のシュートを野澤が弾いたところに詰めていたのは山田。魂のゴールと思ったがこれがキーパーチャージ。相手より一瞬早かったのに何がキーパーチャージだ。これによって我々は一点損した。審判に不安を残しつつ後半へ。


  平本 シトン
    玉乃
  大悟 久場
     林
相馬      山田
 李康珍 米山
    高木


後半の序盤は新潟ペース。ファビーニョとエジミウソンのカウンターが効いていた。旧ヴェルディ両サイドも果敢に攻めてきていた。相手右サイドのルーズボールに対して選手が諦めていたがこれを拾ったのは梅山。クロスは何故かフリーでファーに居たエジミウソンまで通ってしまい決められる。あのクロスを弾けない事も問題だがあの位置でどフリーにしている事も問題だ。ヴェルディは森本を下げ玉乃を入れてリズムを変えようとする。相馬のクロスがファーに行き山卓が折り返して玉乃がボレーシュート。これは枠を外れてしまう。レフェリーの駄目駄目ぶりは変わらず。ヴェルディのパスをブロックしたり。一番驚いたのが鈴木慎吾がオフサイドポジションに居たのに流した事。これは空気を読んだのかもしれないが高木の好セーブで難を逃れた。あれが決まっていたら暴動が起きていただろう。審判がお粗末過ぎる。ルーズボールに対して平野が取りに行ったところで寺川が後から削りファウル。平野は起き上がれず久場と交代。敗戦ムードも漂う中でチームを救ったのは久場とワシントンだった。右サイドからのスローインにPA内で久場と鈴木が競り合う。キーパーが蹴りだそうとしたボールは鈴木に当たりシトンへ。これを押し込んで同点に追いつく。後半終了間際、上野にフリーでパスが通ったがこれは義成が前に出たのが速かったためファインセーブ。ロスタイムは4分、攻めに攻めるヴェルディ。ワシントンが平本へパスを送ったがこれを決める事が出来ず試合終了。ホームでの勝利はならなかった。


今日は一番パスが通っていたため何点入るのだろうという思いで見ていた。選手は良くやったと思う。しかし、あのような審判を許していいものか。主審も線審もレベルが低すぎる。素人目にも分かるおかしな判定が繰り返されている。数年前からこういう問題はあるのに何も改善されていない。それどころか悪化しているのだから話にならない。決定機を外しに外した平本に関しては他のブログでも言われているし今更書くことも無いし文句を言う気にもなれない。ただ思ったよりはブーイングが少なかったということか。前節結果を残している町田を出さなかった事に対しては納得できないが。この後は名古屋、横浜、セレッソ、鹿島と調子の良い相手が続いている。厳しい戦いになるが優勝を狙うのであれば4つ勝つつもりで行かなければならないだろう。ベレーザの選手みたいに、残り試合全勝目指しますくらい言ってもいいのではないか。現実的かどうかは別としてその意気込みが欲しいということで。