今年最後の室礼のお稽古は「餅花つくり」
〜「餅花」で新年を迎える室礼〜
餅花、若松、干支の色紙、ハヤトウリ
「餅花」とは、お餅を小さく丸め、彩色して柳の枝などに沢山つけて、お正月や小正月に神棚に供える縁起物です。
もともとは、旧暦1月15日の「小正月」の時に飾られた物だとか…
「餅花」
「餅花」は、「繭玉」などとも呼ばれています。
「餅花」は、イネの花を表しているとか、豊かに実ったお米を表している…など諸説ありますが、秋の実りを願う「予祝(よしゅく)」の形の一つ何ですよ。
「繭玉」は、お餅を「繭」の形にしてつけたもの。
こちらは、養蚕の成功を祈願する予祝の形だそうです。
「餅花」や「繭玉」は、地方により色々な呼び名があったり、付けたり、下げたりする物もお餅とは限らないとか…
いずれにしても年の初めに、その年の農作物の豊穣を願って作られたようです。
花のない寒い季節、部屋の中に飾られた餅花の美しい色は、春の訪れを思わせる華やかなものとなりますね。
先人たちの素晴らしい知恵に感服でございます♪
〜「餅花」作り〜
まずは、白いお餅を丸めてつけていきます。
私は稲の花に見立てたので、小さめに♪
この時、枝の先にお餅を付けないようにとの先生からのアドバイス。
枝の先をお餅で覆ってしまうと、その先の枝が成長しないから(育たない、発展しない)…とのこと。
なるほどでございます。
〜「餅花」完成〜
赤いお餅も飾りつけて、餅花と若松を「片わな結び」で結んで…
お部屋の中が一気に華やかになりました。
春はもうすぐそこに♪
〜本日の直会〜
お稽古の後の直会は、赤坂松月さんの上生菓子。
椿の意匠でしょうか?
美味でございました〜💕
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