室礼〜水無月のお稽古から ナスとウリで「青紫聯芳(せいしれんぽう)」セイシレンポウって?〜 | 包み結び 櫻撫子のブログ

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水無月(旧暦の6月)は、雨に濡れた紫陽花や花菖蒲が美しく見える季節。

 

先日、学生時代の友人とおしゃべりしてた時、友人が、

 

昔、美術の〇〇先生が「この季節は緑と紫の対比がとっても美しいのよ」って話していたのを思い出したわ…と。

 

私は、ちっとも憶えていませんでしたが…

 

確かに、紫陽花や花菖蒲などの花のと葉のとの対比は、とても美しい…

 

梅雨の雨に濡れて、水滴をまとったその姿はさらに美しい…と思いませんか?

 

 

~藤の花と新緑~

 

 

 

~カキツバタ~

 

 

 

~「青紫聯芳(せいしれんぽう」とは~

 

千両なす、賀茂なす、小なす、白瓜、きゅうりの花と葉

 

紫と青(緑)の対比の美しさを表した言葉が「青紫聯芳(せいしれんぽう)」

 

「青紫聯芳」(せいしれんぽう)とは、青い(=緑色 古来日本では緑もアオと呼んでいました)紫色のなすが互いに自己を主張することなく、分を守って調和している姿をたたえた言葉なんですよ。

 

 

~水無月 「青紫聯芳」の室礼~

 

花材:テッセン、なでしこ、百合、黄ソケイ、タニワタリ

 

 

 

旧暦の6月、水無月、未(ひつじ)の月は陰陽五行説によると、草木が茂る月だそうです。

 

水無月にちなんだ草花は、茂るように活けましょう…との先生からのアドバイス。

 

そして、夏から秋へと季節が渡りゆくさまを「タニワタリ」の葉で暗示…

 

この後、なすはナス焼きに、瓜は浅漬けにして我が家の食卓にのりましたよ♪

 

 

~本日の直会~

 

田町梅月さんの「露草」

 

朝露に見立てた小さな金玉羹がわかりますか?

 

口の中でほころんでしまう柔らかさで、美味でございました~♪

 

梅雨に入り、うっとおしい日が続きますが、この季節ならではの「美しさ」を楽しんでみませんか?

 

 

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