KISKE / SOMERVILLE「S.T」 | pseudology

KISKE / SOMERVILLE「S.T」

こんにちは。yas-noです。lml

KISKE / SOMERVILLE「S.T」(2010)

pseudology-kiske_somerville_stMICHAEL KISKEが、女性VoのAMANDA SOMERVILLEと組んだプロジェクトの10年作。FRONTIERS主導のプロジェクトで、プロデューサーはMAT SINNER。楽曲もほぼMAT SINNERとMAGNUS KARLSSONの共作曲で、如何にも彼等らしいメロディアスなHMチューンが揃っています。一方、WITHIN TEMPTATIONを彷彿させる、欧州的なメロディアス・ゴシックっぽい楽曲も何曲か収録されており、このスタイルでは女性Voとのデュエットが映えています。王道メロハー的なPALACE VANDOMEも良かったですし、より欧州メタル寄りな本作もまた好盤に仕上がっています。

ソリッドなGtリフにメロディアスな歌メロを乗せた#1は、メロハーと呼ぶにはよりアグレッシヴで、メロパワっぽい雰囲気。リリカルなピアノとストリングス・アレンジを施した#2は、WITHIN TEMPTATION的なメランコリックでゴシカルなムードが漂うパワーバラード。#3は、煽情力の高いGtフレーズをフィーチュアした軽快なアップテンポの哀愁メロディック・メタル。AMANDA SOMERVILLEが提供した#4は、ヘヴィなGtリフとメロウな浮遊感漂う歌メロとのコントラストが効いた楽曲で、やはりMAT SINNER/MAGNUS KARLSSON作曲の楽曲とは雰囲気が異なっています。#2に近い雰囲気の#5は、よりクラシカルで荘厳な雰囲気を強めたドラマティックな仕上がり。

清涼感のあるキャッチーなメロディの#6は、本作中最もメロハー度が高い一曲。#7は、再びAMANDA SOMERVILLEが書いた楽曲で、悲哀を帯びた哀愁バラード。#8は、勇壮な哀感を帯びたミドル・テンポのメロハー・チューン。#9は、美しくも悲しいピアノをバックに切々と歌い上げるバラード。どこか風変わりなムードを持った歌メロの#10も、ゴシカルなテイストの重厚なミドル。本編ラストの#11は、淡々とした雰囲気の抑制の効いたメロウ・バラード。日本盤ボートラの#12は、#9のアコースティック・バージョンです。

1.NOTHING LEFT TO SAY
2.SILENCE
3.IF I HAD A WISH
4.ARISE
5.END OF THE ROAD
6.DON'T WALK AWAY
7.A THOUSAND SUNS
8.RAIN
9.ONE NIGHT BURNING
10.DEVIL IN HER HEART
11.SECOND CHANCE
12.ONE NIGHT BURNING (ACOUSTIC VERSION)


Michael Kiske Amanda Somerville - Silence (Official video)


Micheal Kiske Amanda Somerville - If I Had A Wish (Official Video)