AL DENSON「TABULA RASA (CLEAN SLATE)」 | pseudology

AL DENSON「TABULA RASA (CLEAN SLATE)」

こんにちは。yas-noです。lml

AL DENSON「TABULA RASA (CLEAN SLATE)」(1998)
【★★★★】


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98年8th。前作と同じソングライター・チームを起用した本作は、エモーショナルなメロディック・ロックといった雰囲気のスタイルを継続しており、時に近年のBON JOVIあたりを思わせる場面も。特筆すべきは、#1#3の作曲クレジットに、JIM PETERIKの名前が!彼のブルーズ/カントリー面での作曲センスが前面に出た楽曲ですが、なかなかの出来映え。

カントリー・タッチのアーシーなアレンジに暖かい歌メロを乗せたミドル#1、ジワリと胸に染みるハートウォーミングなメロディが軽やかなロック・サウンドと絡む#2、ポジティヴなメロディを力強く大らかに歌い上げる#3と、冒頭3曲は、正に最近のBON JOVIのアルバムに収録されていても違和感の無い、アーシーかつエモーショナルなメロディック・ロック。#4は、繊細なピアノをストリングスが盛り上げる美しいバラード。#5は、仄かな哀感と爽やかさが同居する柔和なミドル。

#6は、シンプルなアレンジに、軽やかで甘い歌メロを乗せたポップ・ロック。#7は、どことなくケルティックな郷愁漂う静かなバラード。ブルージーな哀愁のGtとポジティヴで力強い歌唱が絡むゆったりとしたミドル#8、BEATLES的なポップなメロディに、少し捻りの効いたレトロなアレンジを加えた#9と、少しロック色のある楽曲が続いた後、ラストの#10は、アコースティックで素朴な雰囲気のバラード。

1.'TIL IT SHINES
2.IF I WERE JESUS
3.TABULA RASA (CLEAN SLATE)
4.BE
5.THE SIGNIFICANCE OF SINGLE DAY
6.BEYOND THE TEARS
7.IN MY PRAYERS TONIGHT
8.HEY,HEY BELIEVER
9.NOTHIN'S GONNA HOLD ME BACK
10.THE WAY TO LOVE