AXEL RUDI PELL「WILD OBSESSION」 | pseudology

AXEL RUDI PELL「WILD OBSESSION」

こんにちは。yas-noです。lml

AXEL RUDI PELL「WILD OBSESSION」(1989)

pseudology-arp_wild

ドイツのGtの、STEELER脱退後のソロ・デビュー89年作。Voは元VICTORYのCHARLIE HUHN、Drは元RAGEのJÖRG MICHAEL。RAINBOW直系の様式美Gtとして知られる彼ですが、この1stでは様式美色はあまり強くなく、如何にもドイツ的な陰りを帯びつつもキャッチーなメロディック・メタルといった雰囲気の楽曲をプレイしています。楽曲のクオリティは、まずまず。

スピーディーなGtリフが荒々しく疾走するファスト・チューン#1、キャッチーなコーラスをフィーチュアし、少し速度を落としたアップテンポ#2という流れは、今後も定番となる構成。#3は、メロディアスな哀愁メロのミドル。タイトなGtリフとキャッチーなサビメロが小気味良くドライヴする#4は、メロディアスなGtソロも聴き所。#5は、BLACKMORE的な風情漂うメランコリックな叙情バラード。

STEELERのセルフ・カヴァー#6は、様式美色の欠片も無い、ソリッドでドライなGtリフ主体のアップテンポ。ブルージーな渋みを持った重厚なヘヴィ・ミドル#7、キャッチーで軽快な、BONFIRE的哀愁アップテンポ#8に続き、エスニックなムード漂う妖しいインスト#9を挟んで、中盤に冗長なブレイクが挿入される、ラストの大仰で重厚なミドル#10で幕を閉じます。

1.WILD CAT
2.CALL OF THE WILD DOGS
3.SLAVE OF LOVE
4.COLD AS ICE
5.BROKEN HEART
6.CALL HER PRINCESS
7.SNAKE EYES
8.HEAR YOU CALLING ME
9.RETURN OF THE CALYPH FROM THE APOCALYPSE OF BABYLON
10.(DON'T TRUST THE) BROKEN DREAMS


Axel Rudi Pell-Call Her Princess (Live)


Axel Rudi Pell-Snake Eyes (Live)