ACCEPT「METAL HEART」 | pseudology

ACCEPT「METAL HEART」

こんにちは。yas-noです。lml

ACCEPT「METAL HEART」(1985)

TSUTAYA×メタル pseudology-accept_metalheart85年6th。やはりACCEPTの代表作にして最高傑作は本作かな、と。前作で完成した、硬質でヘヴィで勇壮なHMを、更にメタリックかつキャッチーに仕上げた作風。前作では、ヘヴィな中にも欧州出自の哀愁の歌メロが全編を覆っていましたが、本作では、アメリカ制覇を意識したのか、サビメロは比較的キャッチーになり、Gtリフも重厚感よりも躍動感を強調したような雰囲気があります。キャッチーなのにヘヴィ・メタリックで勇壮な楽曲を、クラシカルな泣きのGtが彩るという、唯一無二の世界観。こんなアルバム、本作以外聴いた事がありません。奇跡のような名盤です。特にA面に当たる前半のクオリティとテンションは、恐ろしい程に凄まじいです。

これまで以上に大胆なクラシックのモチーフの導入と、重厚なGtリフと雄々しい男声コーラスが絡む大仰極まり展開を見せる、HM史上に残る名曲#1、リズミカルに刻まれる硬質なGtリフとキャッチーなコーラスが絡む#2、気持ち良くドライヴするBと要所で鋭く切り込むGtリフが躍動感を生む#3、ソリッドなフックを持つGtリフが疾走する哀愁アップテンポ#4、最早ポップと呼んでもおかしくない程にキャッチーで快活なメロディながらも硬質さを伴った#5と、全く隙の無い完璧な前半。

後半も、流石に驚異の前半に比べると若干テンションは落ちるものの、シンガロングを誘う雄々しいサビメロの#6、前作の重厚でヘヴィなグルーヴを継承したミドル#7、何と言うか、ジャジー(?)な渋いグルーヴと共に軽快にドライヴする異色曲#8、タイトでメタリックなGtがドライヴする#9と佳曲が続き、ラストに相応しいアンセム的なGtフレーズと勇ましい男声コーラスをフィーチュアした、ドラマティックな展開の#10で、見事な大団円を迎えます。

1.METAL HEART
2.MIDNIGHT MOVER
3.UP TO THE LIMIT
4.WRONG IS RIGHT
5.SCREAMING FOR A LOVE-BITE
6.TOO HIGH TO GET IT RIGHT
7.DOGS ON LEADS
8.TEACH US TO SURVIVE
9.LIVING FOR TONITE
10.BOUND TO FAIL


Accept - Metal heart live in Japan 1985


ACCEPT - Midnight Mover [HQ]


Accept - Up to the limit live in Japan 1985


Accept - Screaming for a love-bite


Accept - Living for Tonite (Live in Osaka, Japan, 1985)