ACCEPT「BLOOD OF THE NATIONS」 | pseudology

ACCEPT「BLOOD OF THE NATIONS」

こんにちは。yas-noです。lml

ACCEPT「BLOOD OF THE NATIONS」(2010)

TSUTAYA×メタル pseudology-accept_bloodドイツのHMの2度目の再結成10年作。看板VoであるUDO DIRKSCHNEIDERは不参加ですが、その穴を元TT QUICKのMARK TORNILLOが埋めています。これが実に良い感じにハマっており、唯一無二なヒステリックなハイトーンVoが見事に再現されており、恐らく過去の楽曲を歌っても違和感が無いであろう仕上がり。楽曲の内容も、不評だった前回の再結成作(「OBJECTION OVERRULED」しか聴いてませんが・・・)とは異なり、ANDY SNEAPのプロデュースによるモダンなサウンド・プロダクションで甦った、彼等に求められる硬質で勇壮なHMが全編に漲っています。以前程露骨な引用は無いものの、WOLF HOFFMANNの流麗でメロディアスなGtソロも随所で炸裂しています。本当に充実した出来映えで、これが彼等の最高傑作と言われても、納得してしまいそうです。ぶっちゃけLOUDPARKは往年の名曲オンパレードしか期待してませんでしたが、これなら新曲も素直に楽しめそうです。

ソリッドな切れ味のGtリフがザクザクとドライヴする躍動感溢れる#1は、流麗な哀愁メロを奏でる終盤のGtソロも聴き所。ヘヴィでタイトなGtリフと雄々しい男性コーラスが絡む重厚なミドル#2は、正にこれぞACCEPTという趣。ダークで不穏なムードを帯びたミドル#3は、中盤のノーマルVoによる泣きのアクセントも良い感じ。重心の低いリフに妖しげなムードのGtフレーズが絡みつつ勇壮なコーラスに突入する#4も、泣きのGtソロが秀逸。ストリングスをフィーチュアしたダークでドラマティックな重厚な長尺ミドル#5。メタリックなGtリフが雄々しい男声コーラスを伴って疾走する#6。タイトなGtリフに絡む憂いを帯びたメロディが秀逸過ぎる極上哀愁ミドル#7

実はバラードの出来も良い彼等ならではのメランコリックな哀愁バラード#8は、泣きのGtもメロウな歌メロも何もかもが素晴らしい。アグレッシヴな躍動感が漲るアップテンポ#9。ソリッドなGtリフが小気味良くドライヴする#10は、勇壮なコーラスがシンガロング必至。シリアスな哀感が全編を包むタイトな哀愁ミドル#11。軽快に疾走するリズムに勇壮な哀愁メロを乗せたファスト・チューン#12。ザクザクしたGtリフが妖しげなムードを纏いつつドライヴするアップテンポ#13。タイトなGtリフとメロディアスな哀愁の歌メロの絡みが極上な#14は、本編を凌ぐ強力さの日本盤ボートラ。

1.BEAT THE BASTARDS
2.TEUTONIC TERROR
3.THE ABYSS
4.BLOOD OF THE NATIONS
5.SHADES OF DEATH
6.LOCKED AND LOADED
7.TIME MACHINE
8.KILL THE PAIN
9.ROLLING THUNDER
10.PANDEMIC
11.NEW WORLD COMIN'
12.NO SHELTER
13.BUCKET FULL OF HATE
14.LAND OF THE FREE


ACCEPT - Teutonic Terror


ACCEPT The Abyss - live - Rock Hard Festival - May 2010