DRACONIAN「THE BURNING HALO」 | pseudology

DRACONIAN「THE BURNING HALO」

こんにちは。yas-noです。lml

DRACONIAN「THE BURNING HALO」(2006)

TSUTAYA×メタル pseudology-draconian_burning

スウェーデンのゴシック・メタル06年作。新曲3曲+99年のデモ「THE CLOSED EYES OF PARADISE」のリメイク3曲+カヴァー2曲という構成の企画盤です。ディープでダークなヘヴィリフに、重苦しいグロウルと可憐で美しい女性ソプラノのツインVoを乗せ、繊細で儚いKeyアレンジで装飾したたスローな楽曲。時折シンフォ・アレンジを伴ってテンポを上げたパートが出てきてメリハリを感じさせるのも好印象です。カヴァーも含めてアルバム全体のトータルな整合性が取れており、企画盤色を殆ど感じさせない好盤になっています。

まず頭3曲が新曲。重く沈み込むようなスローなGtリフに、ディープなグロウルVoと可憐な女性ソプラノが絡む陰鬱なドゥーム・ゴシック#1、少しテンポ速めの重厚で力強いGtリフにシンフォアレンジを施した#2、メランコリックな旋律を奏でるヘヴィ&スローなGtとグロウルVoによるヴァースと美しい女性Voによるサビメロという構成が、中盤からドラマティックな展開で盛り上がっていく#3

続く3曲が過去のデモのリメイク。キャッチーでアップテンポなシンフォ・ゴシックという趣の#4、寂寥感漂う繊細なKeyにウィスパリングVoを乗せた穏やかなヴァースが徐々に盛り上がってクライマックスを迎える#5、浮遊感のあるアンビエントな導入部から、力強いGtリフがドライヴしつつ煽情力のあるGtフレーズやゴージャスなクワイアで盛り上がる中~後半に展開していく#6

後の2曲がカヴァー。EKSEPTIONという70年代のバンドのカヴァーで、彼等のスタイルにマッチした(もしかしたら大胆なアレンジが施されているのかもしれませんが)重くダークな楽曲に、美しく温かみのある女性Voによるサビメロがコントラストをもたらす#7、PENTAGRAMという70年代のバンドのカヴァーで、BLACK SABBATH的な荒々しくラウドなGtリフが轟く#8が収録されています。

1.SHE DIES
2.THROUGH INFECTIOUS WATERS (A SICKNESS ELEGY)
3.THE DYING
4.SERENADE OF SORROW
5.THE MORNINGSTAR
6.THE GOTHIC EMBRACE
7.ON SUNDAY THEY WILL KILL THE WORLD
8.FOREVER MY QUEEN