AMORPHIS「SKYFORGER」 | pseudology

AMORPHIS「SKYFORGER」

こんにちは。yas-noです。lml

日夜DQ9をやってますが、キャラ育成にハマリ過ぎて、ストーリーがちっとも先に進みません。「ドキン」に「白いTシャツ」と「はる色スカート」を装備させたら激萌えです。


AMORPHIS「SKYFORGER」(2009)

TSUTAYA×メタル pseudology-amorphis_skyforger
フィンランドのメロディック・デス09年作。前作では繊細でメロウな方向に寄った印象があったんですが(それはそれで最高に良い出来なんですが)、今作は再びトラッド色と楽曲のダイナミズムを取り戻し、丁度「ECLIPSE」と「SILENT WATERS」の中間のようなバランスの作風になっているように思います。

イントロのピアノリフだけで秒殺必死の#1は、ヘヴィな間奏パートに入るあたりの展開が超ドラマティックなキラー・オープナー。正に彼等の本領発揮と言える強力な憂いを帯びたメインリフが涙腺を刺激する#2、イントロの切ないピアノと繊細な泣きのGtとの絡み、柔和な哀愁をスムースに歌い上げるサビメロ、泣き泣きのGtソロと、全てが強力過ぎるキラーチューン#3と、冒頭3曲が全て名曲級。

「TUONELA」期を思わせるような軽やかな疾走感と仄かなポジティヴさを感じさせる歌メロが心地良い#4、「TALES FROM THE THOUSAND LAKES」期を思わせるグロウルが唸りを上げるヘヴィ・チューン#5、前作の雰囲気を引き継いだようなメロウでゆったりとした哀愁ミドル#6、フルートの音色と繊細な歌メロによるフォーキーで穏やかなヴァースが徐々にヘヴィに盛り上がっていく#7と、中盤も全く勢いは落ちず、強力な楽曲が揃っています。

繊細でメランコリックなイントロから力強いリフが楽曲をドライヴし、終盤では必殺の少年少女合唱団アレンジが飛び出すタイトルトラック#8、歌メロの煽情力はやや控え目ながらもバックのGtフレーズが叙情味を補完する#9、フォーキーな風合いを帯びたキラーリフにグロウルを乗せ、ドラマティックに展開する様が初期を彷彿させる#10と、本編10曲が完璧な姿で幕を閉じます。

キャッチーかつフォーキーなGtリフを持った#11、重厚でヘヴィなリフとグロウルVoに荘厳なコーラスを絡めた#12の、2曲のボーナストラックも本編収録曲と全く遜色無いクオリティ。

いやー凄い。直近2作も名作ですが、これは更にそれを凌駕してますね。最高傑作と言っても良いんじゃないでしょうか。今年のベスト候補ですねー。このクオリティの作品を連発できるなんて、本当に今のAMORPHISは神懸ってます。

1.SAMPO
2.SILVER BRIDE
3.FROM THE HEAVEN OF MY HEART
4.SKY IS MINE
5.MAJESTIC BEAST
6.MY SUN
7.HIGHEST STAR
8.SKYFORGER
9.COURSE OF FATE
10.FROM EARTH I ROSE
11.GODLIKE MACHINE
12.SEPARATED


AMORPHIS - Silver Bride