ANCIENT DRIVE「BLACK ORGIES」 | pseudology

ANCIENT DRIVE「BLACK ORGIES」

こんにちは。yas-noです。lml

kiminitodokeミステリアスなOさんに借りた、椎名軽穂「君に届け」を読んでいます。いいーなー、コレ。読んでて気持ちがほんわかしてくるマンガです。「NANA」とは対極の世界観ですねー。




ANCIENT DRIVE「BLACK ORGIES」(2000)

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フィンランドの叙情ゴシック00年作。ディープな低音Voで歌われるダークで陰鬱なメロディを、適度なドライヴ感で刻まれるタイトなGtリフに乗せた、SENTENCEDあたりを思わせる楽曲ですが、このバンドの特徴としては、それに冷ややかでシンフォ色の強いKeyアレンジを施した部分でしょうか。基本的にこのテの楽曲はデフォルトで好みなんですが、更にKeyアレンジがかなり良い仕事をしてます。

煌やかなKeyフレーズがザクザクと刻まれるリフに絡み、抑制の効いた哀愁のメロディがドライヴする"BLACK ORGIES (SANGUINARY ART)"、冷ややかなKeyと荘厳な男性コーラスアレンジがメロディの哀感を高める"KARPATHIAN WHORE"、タイトな哀愁フレーズを刻むリフを、輝くヴェールの様にKeyが覆うアップテンポ"ORGASMIC ADORES"、勇壮なKeyフレーズがエピックなムードを高める"RAPE & REPENT"、メタリックなリフにフックのあるKeyフレーズが絡み、中盤でのブレイクを挿んで更に哀愁のKeyフレーズが前面に出てくるドラマティックな構成の"CARNAL PERVERSION"、寂寥感漂う厳かなKeyフレーズが陰鬱でゴシカルな楽曲を彩る"DEATH EMBRACES HER"等、ややバラエティに欠ける部分はあるものの、非常に好みのスタイルです。

Ancient Drive