金星撮像用に導入したBFLY-PGE-09S2M-CS。
その性能を充分発揮させるためには、以下のようなスペックのPCが推奨されています。
•Windows または Linux (32-bit または 64-bit)
•3.1 GHz または同等の CPU
•2 GB 以上の RAM
•200 MB のハードディスク空き容量
•Gigabit Ethernet ポート
•PoEインターフェイスカード / インジェクター/ スイッチまたは カメラ電源(12v 1.5A、6-pin Hiroseコネクタ)のいづれか


まあ、平たく言うとこのスペック以下のPCでは、性能を充分発揮しません、と言うことですね。


2 GB 以上のRAMや200 MB のHDD空き容量、Gigabit Ethernet ポートなどは今日日のPCなら当たり前に搭載されているので、全く問題になりません。


しか~し。
私がいつも使っているThinkPad X61 に搭載されているCPUはCore 2 Duo T7300。
ベース動作周波数は2.0GHzしかありません。

そのためか駒落ちが酷い酷い。
使い物になりません。


画像処理に使っているPCも Core i7-2670QM なのでベース動作周波数は2.2 GHz 、最大時でも3.10GHzしかありません。
4コア8スレッドですが、このパソコンをもってしても駒はどんどん落ちていきます。


以前のCPUは新製品が出る度にベース動作周波数が上がっていましたが、最近は限界まで到達したためか、あまり上がらなくなりました。
こうしてみるとノートパソコンの「3.1 GHz」 、ちょっとハードル高いですね。


それでもBFLY-PGE-09S2M-CSを快適に使うべく、新しいPCを導入することとしました。

いつも撮像に使っているのは12.5インチのノートパソコンなのでこのクラスで3.1 GHzを搭載しているものを探しましたが、なかなか見つかりません。
特に中古になると全く見つからない。

そうした中、先日オークションで手頃なPCを発見。

DELLのLatitude E6230です。



CPUはCore i7-3520Mを搭載しています。
Core i7-3520Mはベース動作周波数が2.90Ghzで、最大時には3.60GHzで駆動するので、ほぼ推奨スペックを満足しています。
2コア4スレッドですが、キャプチャに特化して使うのであれば、2コアでもいいか、ということで落札しました。

到着後、早速キャプチャしてみましたが、駒落ちも1%未満で快適です。
当分、金星は撮像できませんが、来年の1月には好機を迎えます。
このパソコンでの
撮像が楽しみです。