「言霊、って知ってる?」
私の口から出た聞き慣れない言葉に
あなたは不思議そうな顔をする
その意味すら考えようともせずに
そんなんじゃ、いつまで経ってもあなた
私の名前を知ることも出来やしないわ
それは、過去であり現在であり未来である
「それ」を知る事によって
あなたと私に訪れるであろうものは何だと思う?
しがらみ、束縛、結び付き、囚われ、逃れられない
あなたは知らない
あなた自身が憶えていない出逢いもあるのだということを
私は憶えている
あなたに囚われ出逢う毎に絶望と歓喜に苛まれている自分を
名を知れば、名を呼べば
永遠に囚われ輪廻の輪の中に必然が組み込まれる
それでもあなたは
私の名を知りたいと?
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とりもなおさず はてな出張所 「situation tragedy」
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