土曜日(11/10)夕方からは官能姉妹の
短編映画の撮影。
いつもなから、O岡さんのお寺での撮影。
まずは中庭で、花魁が折り紙を折るシーン。
ここはちよっとせつないシーン。
月灯りの下という設定なので、最小限の照明だけで、
ほんのり花魁の顔も青白く。
写真は、畳のお部屋にて、花魁が魔物に犯されるシーン。
打掛けを脱ぎ、まげをほどき、下げ髪で横たわる花魁。
真っ暗な部屋で、花魁の身体だけに照明があたる。
K監督の「あえいでください」の一言で
喘ぎだす花魁。
“男を不幸のドン底に落とし入れる魔性顔”と言われる
美人女優Y嬢が、魔物の性に溺れ、喘ぐという迫真の演技。
乱れる裾からは白い脚が淫らに動き、
だんだんと激しくなる喘ぎ声が頂点に
達した時、身体は弓なりになり……。
囚われの身の遊女たちも性の魔力によって、
解放されたのでしょうか……。
江戸の女のエロスがあふれる映画になりそうです。
横で、正座して、喘ぎ声を真剣に聴く私は、
「かわいすぎるんじゃないかな」とか
「もっと昇天した時の声で」とか、喘ぎ声にダメ出す……。
喘ぎ声評論家?
床の間の掛け軸は、映画のタイトル「鴫とかんざし」を
象徴する「鴫(しぎ)の絵」。
この「鴫(しぎ)」を描いたのは、
官能姉妹のチラシもチケットもデザインした
官能姉妹一のオシャレさんで、
センス抜群の四女の渾身の作!