火曜日はユーミンのライブ
「CONCERT TOUR TRANSIT 2009」へ。

月影の舞-ユーミンチラシ

前回のユーミンは最前列だったので、
つい舞い上がってしまったが、
今回は8列目なのでちょっと冷静に見られた。


今回のテーマは「時間旅行」。
ユーミンは旅の案内人という設定。
「いろいろな場所、時間を経由して、
皆様を最終目的地までお連れします」と挨拶。


舞台セットはレトロな感じの異国の駅。
曲に合わせて、照明とともに、
そこは空港になったり、
港にもなるし宇宙ステーションにもなる。


さすが、「ショー」として楽しめるようと仕掛けは
盛りだくさん。
楽しませなきゃというユーミンの想いは
あふれてて、手を変え品を変えて飛び出す。


ピンクレディの「UFO」の時のような衣装(例えが昭和だね)
で「14番目の月」をアップテンポで
踊りながら歌うユーミン。

美しいおみ足は年を重ねてもステキ。


サービス精神旺盛すぎで、パンツまで見せるユーミン。
見たいかどうかは別だけどね。



舞台中央に吊るされた時計の中に入ったユーミンが
一瞬消えて、会場から登場するという
プリンセス天功ばりのイリュージョンもあった。


会場から出て来たユーミンを見て、どよめく会場。
「すごい、早業」「どうやったん」という声。


いや、冷静になろうよ。
明らかに、時計の中はシルエットだから、別人でしょ。

先日見た映画「20世紀少年」で、トモダチが
ワイヤーに吊るされて浮遊するシーンがあったけど、
会場は羨望の眼差しで「トモダチ」を見るシーンとかぶった。


まさにユーミン教祖様。合掌。


4月発売の最新アルバム『そしてもう一度夢見るだろう』
メインにして、古い歌がはさみこまれていく。


月影の舞-ユーミンCD


言わば、新旧のユーミンが交互に楽しめる感じ。


中島みゆき教の私ではあるが、
ユーミンのアルバムは全部聴いているし、
歌詞は全て“読んでいる”。


だから、どのアルバムの曲で
どんなアルバムジャケットだったかが、浮かぶ。
そしてそ曲がリアルで流れていた時代の
自分の思い出とオーバーラップする。




フラメンコ衣装のような赤いドレスで登場


♪あなたのいない日々 風にはためかせて
 水色の空へと 飛び立つ鳩の影
 目を上げれば 涙かわく
 また逢いましょう いつかきっと
          「Bueno Adios」 松任谷由実





男装の麗人のようなパイロットのような衣装で登場。


♪選ばなかったから失うのだと
 悲しい想いが胸をつらぬく
 けれどあなたがずっと好きだわ
 時の流れに負けないの
         「青いエアメイル」松任谷由実





時は川 きのうは岸辺
ひとはみなゴンドラに乗り
いつか離れて 想い出に手をふるの
          「水の影」松任谷由実


のりのりの曲も楽しいけけど、
やはりパラードでじっくり歌を聴けるのがいいな。
うるうるとこみあげて、泣ける歌詞がいっぱい。




♪いちばん会いたいのは 誰?
 もう会えないと 決めてるの?
 もしも あなたが想うとき
 誰かも きっと想ってる

 夜明けの前の星灯り
 雲の闇間をすりぬけて

 私は空飛ぶ夢の配達人
 書かずに終わった手紙も届けます
 恋した街角 吹いてく風になって
 失くした 気持を伝えに

      「Flying Messenger」松任谷由実 




月影の舞-ユーミンパンフ
ツアーパンフより。
パンフってば3000円もするのに
曲のこととか書いてなくて、
ユーミンの写真ぱっかり……。

写真にある「時計」の大きいのが舞台セット
になっていた。