「ラブシーンの掟」
石川 三千花:著/文藝春秋
1500 円/2005.1.30
有名映画のラブシーン、ベッドシーンのエロスと
笑いをイラスト+エッセイで熱く描く「愛の掟」本
「快感が信頼を生むセックス」「究極的な愛(SM)は命がけ」
「ハーレクインロマンスな愛」「スタイリッシュなSEXはダサい」
「破滅に向かうロリコンおやじ」など、タイトルも刺激的だが
内容もかなりディープでエロスがいっぱい。
エロチックなシーンなんだけど、著者の描くイラストは
かわいいから、おしゃれな感じ。
それに実に細かい観察眼と容赦ない突っ込みには大笑いさせられる。
いろいろな愛の形があって、うっとりするようなんものもあれば
興奮するようなエロエロなのまで、映画のラブシーンはさまざま。
すてきなシーンはときめくし、変わった体位はプレイの参考に……。
私の好きなのは“無人島で動物になる”というタイトルが
ついている「流されて」。
これはM女ゴコロをくすぐるシーン満載。
上流階級のマダムと使用人の男が無人島に漂着した時、男と女の関係
が逆転し、女が愛の奴隷になってしまうというもの。
( 2005年02月09日読了分)