「アイデンティティー
コレクターズ・エディション」
アメリカ/2003/サスペンス
監督:ジェームズ・マンゴールド
製作:キャシー・コンラッド/脚本: マイケル・クーニー
出演:ジョン・キューザック(エド)、 レイ・リオッタ(ロード)
嵐の夜、一軒のモーテルで身動きのとれない11人の男女が一人ずつ
謎の死を遂げていく。
その男女にはある共通点があった。
始めはちょっとB級ホラーっぽいなあと、期待してないでみてたら、
すごくおもしろかった。
嵐の中の閉ざされた空間での連続殺人という設定が本格ミステリ
っぽいのだけど、わくわくドキドキのサスペンス要素満載。
90分という短さがちょうどよくて、飽きることなく一気に見せる。
本格ミステリを期待して観ると、この「オチ」にはがっくり
きちゃうかもしれないけどサイコサスペンスとしては、
おもしろい結末。
伏線、キャラの設定、構成と絶妙で、どんでん返しにつぐ
どんでん返しは脚本のうまさだね。
オチはある程度読めても、もって行き方がうまいとこんなに
おもしろくできちゃうんだなあと関心。
よく考えると、設定としてやや無理があるなあと思うところもあるの
だけど、素直に騙されて楽しむのもいいかも。