スタッフの大輔です。今日は師匠の大好きなトマトをご紹介。
「トマトは3月が旬なんだよ」と師匠内田さんはいいます。
その理由は、トマトの生まれ故郷がアンデス山岳地帯だから。雨量が少なく乾燥し、
朝晩の寒暖の差が激しいアンデス山脈。その気候とあうのが日本の3月なんです。
夏が旬と思われがちなトマト。だけど日本の夏は湿気があり、それをトマトは
嫌います。この事実を知った時はまさに目から鱗でした。
と、トマトのご紹介はここらへんにして今回の再現レシピのご紹介です。
今回のレシピは
「トマトの同種和え」
師匠内田さんの18番。トマトをトマトで和えちゃいます!
まずは、トマトフォンデュを作ります。
写真のようにトマトを乱切りにします。
※フォンデュを作る際のトマトの切り方は、旬の走り、名残ともに同じ切り方をします。
煮詰めるため、切り方を変える必要はありません
切ったトマトを鍋に入れ、火をかけます。
火加減は弱火。
※なるべく底の厚い鍋がお薦めです。焦げにくいので。
少し時間がたつとトマトから水分が出てきます。自然に煮崩れるのを待ち、
時々焦げないようにヘラで混ぜます。
皮がはがれ、実が崩れた状態になったら火を止めます。
※走り、名残によって火をかける時間が異なります。走りの際は水分量が多いため煮詰める
時間を少し長く。逆に名残は少なくします。またトマトによって酸味の強いものなどを使う
場合は塩を入れて味を調整してみてください。
ザルでこします。こした際には、写真のようにザルの裏側についている
ものもきちんとヘラでとることがポイントです。
こしたトマトフォンデュに酢(煮切ったもの)と塩で味を調整して出来上がりです。
次にフォンデュと和えるトマトを湯むきします。写真のようにヘタをとり、
沸騰したお湯に入れ(10秒~15秒)、冷水に入れます。
写真のようにツルリと皮が剥けます。
ひと手間かけることで、食感がよくなり味わいがよくなるので、
ぜひ挑戦してくださいね。
湯むきしたものをカットし、ボールでトマトフォンデュと和えます。
「トマトの同種和え」の出来上がりです。
酸味と甘味のバランスが絶妙でした。家族に出したらペロリ完食。自分が食べれたのは
1つだけでした・・・。
今回、トマトフォンデュが余ったので、「自家製ケチャップ」も作りました。
作り方は簡単。醤油、酢(煮切ったもの)、塩を入れるだけ。
分量は醤油、酢が同量、塩は少々です。
残ったトマトフォンデュの量にあわせて、醤油、酢の量を
調整してみてください。自分だけのオリジナルケチャップができますよ。