「さびしくてたまらないときのために」 | 月灯りの舞

月灯りの舞

自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記

「さびしくてたまらないときのために」
    俣野 温子:著
大和書房/1998.4.15/1100円


ひとりのときはひとりだと思うことはありません。
けれど遠くであなたを想うときには
私はたしかにひとりきりだと感じるのです。
                  <帯より>


さびしくてたまらない


やさしい線のあわ~いイラスト入りの詩集。
タイトルはどきっとするけど、全体的に
ほわわんとした詩でほのぼの世界を
感じさせてくれる。

一番心に響いた詩の中の言葉

“さびしさはあなたが連れてきた。
 あなたは私の持っていないものを
 持っているから……。
 さびしさは私が抱きしめる。
 あなたに背負わすには
 重すぎる荷物だから……。
 そうして私はまた少しだけ
 強くなった。”
           
「さびしくてたまらない日に」より