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以前、違う角度で何度か書いた話ではあるのですが、今日は、僕が感じるミュージシャンのSNSの勿体ない使い方について話したいと思います。
何が勿体ないって、一生懸命、SNSを使って情熱とエネルギーと精力を傾けて営業をかけているけど、そのエネルギーを向ける方向が根本的に間違っているのが、本当に勿体ないと感じる人達の話です。
そんな人達が嫌だと言う話ではありません。
一生懸命に頑張る姿はシンパシーも感じるし、好感を持てる事もあります。
しかし、それは明らかに営業をかける相手を間違ってるよって話です。
この後、その辺りを詳しく、話していきますので、いつもの通りまた長文になりますがお付き合いお願い致します。
SNS、主にTwitterでの話なのだが、Twitterでフォローしてくれた人をフォローバックしたりすると、ダイレクトにメッセージをくれる場合がある。
大抵の場合は、初めましての挨拶とフォローバックのお礼メッセージだ。
これは、僕としては好感の持てる行為で、何ら問題はない。
それに対して真摯に挨拶とお礼のメッセージを返すだけだ。
当然、メッセージをくれる人の中にはミュージシャンやバンドマンもたくさんいる。
そして、更にその中にはやっぱり、「自分の音源を聴いて下さい」と言う、あまりにも目的がはっきりし過ぎのメッセージもある。
自分の音源を聴いて欲しい。
そして、買って欲しい。
気に入ってもらってライブにも来て欲しい。
そんな目的がはっきりと見て取れるメッセージだ。
そして、そう言うメッセージをくれる人は、残念な事に、やはりいつも「自分!自分!自分!」なのである。
でも、このメッセージが嫌だと言ってる訳でもやめろと言ってる訳でもない。
流石に、テンプレートコメントをあちこちのブログに貼り付けて回っている様な心ない奴には腹が立つ事もあるが、ダイレクトメッセージをTwitterにくれる事に、腹が立ったりはない。
それは冒頭で話した通りだ。
ただ、「ターゲットを間違えてるよ」と言ってあげたいだけの話だ。
以前、『バンドマンやミュージシャンのSNSは、正直面白くない』と言う記事で詳しく書いた事があるのだが、ライブハウスで知り合ったバンドマン同士がチケットを売り合う様な関係の不毛さと面倒臭さ。
◇バンドマンやミュージシャンのSNSは、正直面白くない
告知しかないSNSがいかに面白くないかと言う話。
こういう事にまさにすっぽりとハマっている行為が、Twitterの営業メッセージだと言える。
こういうメッセージは、目的があまりにハッキリしているので、敢えて『営業メッセージ』と呼んで、他の挨拶メッセージと区別させて頂いた。
中には、僕の動画を見てくれて、感想をくれた上で、自分の動画も見て下さいと言う人も稀だがいる。
これでもまだ、正直、面倒だと感じる時もあるが、これならまぁ分かる。
しかし、営業メッセージを送ってくる様な人は、こっちがどういう人物でどんな活動をしているかなんて、全く興味がないんだろうなと言うのが、凄く伝わって来るのだ。
その証拠に、そういう人達は、リクエストに答えてその人の音源を聴いて感想を書いてあげても、こっちの動画を観てくれたりする事はまずない。
まぁ、そんな形で観て欲しいとも思ってもいないが、どっちみち、これでは営業失格である。
ターゲットを間違っていると言いたいとさっき書いたが、そもそも、同じ様な目標を持つミュージシャンに対して営業をかける時点でその方向性はもう既に間違っているのだ。
そう言う人は、音楽にまつわるキーワードで検索をかけて、営業をかける相手を探しているのだろうか?
その結果、自分と同じ立場の人がヒットして何も考えずにフォローしてフォローバックがあればメッセージを送ると言う事を繰り返しているのだろうか?
何にしても、営業をかけるのなら、同じ様な活動をしているミュージシャン同士はやめた方がいい。
その手のミュージシャンは、僕も含めて、皆、自分の事で一杯で余裕がないのだ。
あなたと同じ様に、他人の応援をしている場合ではないのだ。
僕は、同じ様な目標を持つミュージシャン同士はお客さんではなく、分かり合える仲間同士と捉えている。
そう言う仲間に、僕は、聴いて欲しいとか、買って欲しいという言葉は出さない様にしている。
その理由は、自分が言われると面倒臭いからに他ならない。
かと言って、他人の動画などを一切観ないのかと言えばそんな事はない。
自発的に、仲間意識が湧いたり、特定の人に興味が湧いたりでよく音源を聴くなんて事は日常であり、ごく普通にある事だ。
ただし、いきなり「聴いて!聴いて!聴いて!」って空気満開で接近されると、むしろ、聴くのがしんどくなる事がある。
なので、そういう営業メッセージは逆効果だと考えた方がいい。
一連の話は他の職業に置き換えて考えるととても分かりやすい。
職業は、特にこれと限定せずとも、まあ、何でもいいのだが、取り敢えず、例えば、八百屋さんと言う事にしよう。
八百屋同士で知り合う機会があったとして、その八百屋さんに「うちのキャベツ買ってよ!」だとか「うちの店に買い物に来てね!」などと営業をかける八百屋さんって果たしているだろうか?
もし、いたとして、そう言われた八百屋さんも「じゃあ、うちのレタス買ってよ!」などと言ったとして、これは、双方にとって何かメリットがあるのだろうか?
その辺りをよく考えて貰いたい。
同業者同士で売り合いしてても入って来たのと同じだけ出費がかさむだけで、商売は成り立たない。
だから、「八百屋同士で知り合っても、1円の儲けににもなりゃしない」と、知り合う機会があってもスルーするのも個人の判断なので、それには文句はない。
でも、八百屋同士を仲間と考えたらどうだろう。
ちょっとした情報を交換しあえる仲間。
これなら、知り合った事で利益が出せる可能性も出て来る。
例え、利益が出なくても、八百屋の苦労を話せる仲間と捉えると、苦しい時に愚痴を言い合えたり、価値観を共有出来る、かけがえのない人間関係を築ける可能性だってある。
ミュージシャン同士もこれと同じ事なのだ。
僕の場合、ミュージシャン仲間同士で音源を聴き合うと言うのも限られた人だけになってくるが、もし、音源を購入するくらいの相手が出て来るとなると、現時点で考え辛い話ではあるが、それは相当限定された間柄だけになってくるだろうと思う。
だから、別に、Twitterで「音源聴いて下さい」と言ってくるくらいなら別にかまわないが、その労力をこっちに向けるのなら、一般の人に向けた方がいいよと言う話だ。
ここで勘違いして欲しくないのは、「じゃあ、自分も相手の音源を聴けば、聴いて貰えるのか!」ではないと言う事だ。
同じ様なミュージシャンに聴かせても、せいぜい、感想を貰えて終わるだけで、宣伝にも利益にも繋がらないと言う事なのだ。
僕も、そんな営業メッセージだとはっきり分かった上で、動画を観てあげて感想を送ってあげた事はあるが、こちらの動画も観て欲しいなどと言う事は一言も言わない。
自分にしか興味がない人に聴いて貰う事に一切、意味などないからだ。
だから、僕も、その手の人に聴いて欲しいとは思っていない。
ミュージシャン同士の場合は、自主的に聴いてくれた場合は利益が出なくても意味があると思ってるし、単純に嬉しい。
そして、彼(女)らは、ターゲットでもなければお客さんでもファンでもない。
◇ファン扱いされてる?
仲間なのだ。
ミュージシャンは皆、自分の事で一杯で余裕がないと言う事をさっき書いたが、それならそれで、仲間などいらないと言う姿勢もアリだろう。
ならば、なおさら、話しかける相手を変えた方がいい。
ここを間違っては労力の無駄遣いになると言うそんな話です。
以前、書いた事をちょっと角度を変えて、Twitterと言うツールで実際に時々起きる事象にはめて記事にしてみました。
ただ、この記事の問題は、そういうタイプの人は、自分のブログや動画は観て欲しくてしょうがない癖に、他人のブログや動画には一切興味がなく、おそらくその手のタイプで、この記事を読む様な人は、ほとんどいないと言う事です。
それだけに、なんかこの記事は無駄撃ちの様な気がしないでもないです。(-""-;)ウ~ン
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
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