ついに到達!!世界最長979mの落差を誇るエンジェルフォールへ
カナイマを出て4時間15分後、ついにエンジェルフォールの麓に着いた。
天候は曇ってはいるものの、だいぶ空が明るくなってきた。
麓の川原に到着後すぐ、展望台へ行くために、今度はジャングルを歩く。

麓の川からトレッキングスタート
ガイドは軽い散歩だといっていたが、この道のりもけっこうつらい。
何より、4時間近くも木の板に座りっぱなしだったので、お尻が痛かった・・・
一歩一歩足を踏み出すたびに、尾てい骨に軽い痛みを感じる。

スタートからこんな道
展望台までは、川原から1時間強。
後半になればなるほど、勾配はきつくなり、
道なき道を進むようになるので、動きやすい服装はMUST。
サンダルで来ていたロシア人たちは、
雨でぬかるんだ足場を進むのにかなり苦労していた。

次第に険しくなる道

不思議な形をした根っこ
進めば進むほど険しくなる道に、みんな疲労を感じ始める。
ただそんな疲労は、木陰から時々見える滝の姿や、
道中に広がる珍しい植物たちがふっ飛ばしてくれた。

木陰から見えたエンジェルフォール

初めて見た花

最後のほうは、もはや道じゃなかった(笑)
そして、登り始めて1時間10分後。
ついに・・・
ついに、展望台へ到達。
そこからの景色がこちら!!

う~ん、絶景
みんなで思い思いに写真撮影をして、滝の全景を満喫した。
もっと滝の近くまで行けるコースもあるらしいが、
オプションでつけないと行けないらしく、時間もかなりかかるらしい。
でも、僕はここからの景色で十分満足!!

滝の上部

実は滝とは逆サイも絶景
しばし、滝を眺めていると、隣にいたNicoleが泣き始めた。
『うんうん、分かるよ~』
と慰めていると、なぜかこっちまで泣けてきた。
端から見たらかなり不思議な光景だったと思うが、
うちらはそんなん関係なしに、号泣・・・(笑)
終いには、逆サイにいたSilkefまで泣く始末。
やっぱり好きだわ、このメンバー♪♪
そんな感じで、展望台での30分はあっという間に過ぎていった。
最後はみんなで記念撮影をし、来た道を戻る。

記念撮影
予想はしていたが、展望台を出たのが遅かったため、
行程の半分くらいのところで日が沈み、あたりは暗くなってきた。
普通に考えれば、けっこう怖い道だったが、
みんなで『ナイトサファリだ~』とか騒いでいたら、
これまたあっという間だった。

懐中電灯がないと、足元はほとんど分からない状態
今夜の寝床は、エンジェルフォール側とは逆サイの川沿い。
見た目は・・・掘っ立て小屋です。
まあ、雨風凌げればどこでもOK。
この宿の最大の魅力は、建物のすぐ横から滝が見えることだと聞いていたが、
宿に到着した頃には、あたりは真っ暗だったので、明朝に期待!!

今夜の寝床はハンモック

ディナーは炭火焼のチキン
そして、明朝。
ハンモックではあまり眠れず、朝5時過ぎに目が覚めた。
祈りながら外に出てみると・・・

あたりは真っ白
ホワイトアウトかっていうくらいの白さ。
滝はもちろん、テプイさえ見えない(><)
はぁ~。
起きてきたツアーメンバーと共に落胆し、とりあえず朝食を待つ。
朝食が出来る少し前なので、たしか7時前だったと思う。
いつもは寡黙な韓国人が、突然大きな声で叫んだ。
みんな何事かと思い、外へ出る。
すると・・・

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
すげぇ~~!!!!
なんて神秘的な光景。
みんな朝食もそっちのけで、写真を撮りまくる。
みんな、こんな幻想的な風景を見れるとは思ってなかったので、
口から出てくる言葉は、『Wow~』ばかり。
たしかに、言葉では言い表せない光景だ。

僕も興奮のあまり、何十枚も撮ってしまった

ずっと見てても飽きない景色
今回のツアーでは、行きの豪雨といい、朝の深い霧といい、
思いもよらない障害が多かったため、滝が見れた瞬間の感動が大きかった。
もし行きも晴れてたとしたら、もし朝から滝が見れてたとしたら、
ここまでの感動はなかっただろう。
そういった意味では、本当に運の良い、感動的なツアーだった。

帰り道は、昨日の豪雨が嘘のように晴れ渡っていた。
あたり一面に広がるテプイとジャングル・・・
水面に映る青空・・・
そして、まぶしすぎる太陽・・・
おかげで、行きとは全く違う道を通ってきたみたいで、新鮮だった。

本当にここまで来た甲斐がありました

青空と雲、テプイが作り出す絶景

この雲が何に似ているか議論したが、僕の『北海道』という意見は誰からも賛同されなかった(笑)

大好きなメンバーたちとテプイ
帰りは川を下ることになるので非常に早く、3時間ほどでカナイマに着いた。
カナイマに着くと、ツアーメンバーとはここでお別れ。
みんなはすぐシウダーボリバルへ帰るが、
僕はサンタエレナへ飛ぶため、カナイマにもう1泊する。
今回のメンバーとの別れは、本当に寂しかった。
たった3日だったが、ここまで仲良くなれた外国人は初めてだ。
特に仲の良かったベネズエラ人の家族、オーストリア人2人と、お互いの連絡先を交換し、
各々が住む街を訪れる際には、必ず連絡し合うことを約束して別れた。
今回の世界一周旅行では、僕はほとんどを一人で行動している。
途中途中、一緒に行動する人はいても、長くても数日だ。
ただ、今回のツアーを通して、『誰かと旅するのもいいなぁ』と素直に思った。
一緒に会話を楽しみ、食事をし、感動を分かち合う。
一人で旅するメリットももちろん多いのだが、
こと南米に関しては誰かと旅するのも悪くない。
旅も半年ほど経とうとしているからか、そう思い始めた今日この頃。
誰か、一緒に南米を旅しませんか?? (笑)
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