モロッコ最終日 ~ラマダン突入~
ラマダン。
ヒジュラ暦の第9月のことを言い、この月は日の出から日没までのあいだ、
イスラム教徒の義務の一つ「断食(サウム)」として、飲食を絶たなければいけない。
ラマダンの開始日は、第9月の新月の日と決まっている。
今年の新月は8月11日であり、多くのイスラム圏では11日から始まったが、
モロッコでは今日12日からスタートした。
断食が行われる日中は皆何も口にせず、敬虔な信者は自分の唾すら飲み込まないという。
断食だけでも相当つらいと思うのだが、今回のラマダンは真夏・・・
ただでさえキツイのに、この暑さは生死に関わると思う。
ちなみに、ラマダン初日のマラケシュの気温はこちら。

もし自分がその立場だったら、笑うしかないですよね。
あまりの過酷さに、モロッコ人の手には霧吹きが・・・
さらに、街中ではバケツや水道で水浴びをしている姿も多かった。


絶対口に水入ってるよな・・・と思いながらも、
この暑さの中で水なしははっきり言って、かなりの拷問。
普通に脱水症状とかなりそうだしな。

猫も日中はこんなんでした
日中の街中の様子はというと、観光地のマラケシュだからか至って普通。
商店は普通にやってるし、飲食店も営業していた。



イスラム教徒の皆さんが断食している間、僕はというと・・・
さすがにイスラム教徒の集まるところでご飯を食べるのは気が引けたので、
絶対に観光客しかいない場所へと向かった。
向かった先は新市街にある、このお店。



ここのお寿司は、モロッコにいるとは思えない料理のクオリティの高さで、
お店も綺麗だし、何よりエアコンつきの店内が快適すぎた^^
しかも、値段も日本料理屋さんにしては安く、一人1200円ほど。
ラマダン初日なのに大変申し訳ないが、大満足な昼食だった。
断食は日没までなので、今の時期だと19時20分くらいまで。
この時間になると、断食終了の合図が流れ、食事のため街は一時ゴーストタウン化する。



断食が終わった瞬間のオレンジジュース屋さんにはモロッコ人の人だかり
モロッコ人のほとんどは家で食事を摂る為、家庭内の食事は分からないのだが、
だいたいはハリラというスープやゆで卵、甘いお菓子などをこの時に食べるらしい。

ハリラ
そして23時ごろから夕食を摂り、長い一日が終わる。
明朝は日が昇る前に一度起きて、軽い食事を摂り、二度寝をするという。

新月明けの今日の月
今さっき初日が終わったばかりだが、ラマダンはあと1ヶ月弱続く。
少しずつ涼しくはなる季節だが、日中の気温は50℃近い。
正直、僕にはなんとも言えないが、体調面にだけは気をつけて、
あと1ヶ月、頑張ってほしいものだ。
ちなみに、僕は絶対できないですね、断食。
朝起きた時点で、水をがぶ飲みしちゃいますから・・・(笑)

ラマダン明けのフナ広場

夜景が綺麗
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