LED電球に触ってみてください。
電球と違い、まったく熱くないのです。電球は手をかざしただけで熱さを感じますが、LED電球は熱さを感じません。
LED電球は熱くないのに、なんで熱に弱いの?
LEDは赤外線をほとんど出さないため、光には熱がありません。しかし光にならないエネルギーは、LED素子から自己発生熱となって放出されます。そこで放熱が必要になります。発光部以外の金属部分は放熱用のヒートシンクで、熱を外に逃がしているのです。
ヒートシンクの設計に不備があると、内部の電子回路を劣化させます。そしてLEDの寿命より電子回路の劣化により寿命が短くなります。またヒートシンクとLEDパッケージ接合部に熱により問題が起こり、LED電球の寿命を短くします。
みなさんに注意していただきたいことがあります。照明器具です。
従来の照明器具にLED電球をつけるとカバーや遮光板により放熱効果が得られず、寿命が短くなったり、また照明器具及び周辺が熱により破損、発火の恐れもあります。
照明器具とLED電球のヒートシンク部分が接したり、隙間空間が少ない場合はLED電球に変えないでください。どうしても変えたい場合は、LED一体型照明器具にしてください。