約30年前、友人から「素晴らしい映画だから見るべきだ。」と教えてもらった映画が「ブラザー・サン シスター・ムーン」だった。 

今日初めてレンタルビデオ店で見つけ、鑑賞した。友人の言ったとおり本当に素晴らしい映画だった。


中世イタリアの地方都市を舞台に、聖フランチェスコの半生を描いた作品。


十字軍の騎士として出兵し、無実の回教徒の殺戮を奨励する当時のキリスト教会の矛盾に直面した一人の青年がすべてをすてて、朽ちていた修道院を再建する内容。


フランチェスコが贅沢な生活に浸っている教皇に問い質すシーンに、この映画のすべてが集約されています。

教皇はいつのまにか自分自身が、純粋な信仰からかけ離れた環境になっていることに気がつき、フランチェスコの前に跪き、その足に口付けを・・・


富と地位を求めることが大多数の人の価値観となってしまっている現代、本当に大切なものは何かを考えさせてくれる作品です。

心洗われる映画です。

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