自らコミットする | ”パーフェクトスマイル・モチベーター”最高の笑顔は健幸を引き寄せる

自らコミットする

”自らコミットする人”と


”コミットされるまで待つ人”がいる。。。。。




私たち歯科衛生士は、コミュニケーションをとることが仕事である。


患者さんに対して、

いろいろな説明をしたり、話を聞いたり。


限られた時間の中で、いかに多くの情報をキャッチするかが重要。


治療を受けて頂くことにおいても

不安や不満がないように、患者さんの言葉や言動だけではなく

その背景にある想いや考えに気付くことも大切。



と・・・ある時、


60人程が参加してくださった歯科衛生士向けのあるセミナーで、

6~7人のグループでのアイランド形式をとった。


9つの島(アイランド)を作ったのである。


そして、各グループで意見交換や話し合いをしてもらおうと考えた。


それは、ただ講義を受けるだけではなく、

実際にそれが臨床的にどのように役立つのかを

それぞれの立場で考えたり、相談したり

他の方々の意見も参考にしてもらいたいと思ったから。


まずは、各グループで自己紹介をしてもらった。

1人1分として、7人なので、最長7分。


私は、各グループの間を回り、

自己紹介によるコミュニケーションが順調に構築されているかどうかを

確認していた・・・・


と・・・・・


7人のグループでありながら、

2分以内に自己紹介が終了してしまったグループがあった。


他のグループでは、笑い声や拍手が上がっている。


そのグループだけが、

誰も声を発することなく、テキストに見入っていた。


年齢的には、40歳代1人、30歳代2人、20歳代4人。


誰も、自らコミットしようとしない。

特に、40歳代の人は、実につまらなさそうに、

自己紹介をしている人の顔さえ見ていなかった。


そう・・・視線さえ合わそうとしない。


一歩下がって、会場全体を見渡すと、

そこのグループだけが異様な雰囲気。


一様に、みんなが手元のテキストに目を落とし、

誰もが、まるで身を守るように内側に意識を向けている。


他のグループは、身を乗り出して話をしたり聞いたり。

身振り手振りも交えて、

一生懸命コミットしようとしている。



この差は、いったい何なのか?



6時間に及ぶセミナー中、

何度もグループセッションを行ったが、

どんなに促しても・・・・

このグループでは、誰もが自らコミットすることはなかった。


人と話すのが苦手・・・・


そんな人もいるだろう。

だけど・・・・それじゃぁ・・・・この仕事は務まらない。


苦手だと認識したなら、それを克服しなくては・・・・


充分なキャリアがあるならば、

後輩たちを冷ややかに眺めるのではなく、

自ら、コミットして緊張をほぐしてあげる立場に立てばいい。


自分はまだまだ未熟だと感じるならば、

先輩たちを恐れるのではなく

自ら、コミットして教えを請う立場に立てばいい。。。。


コミットされるまで待つのは

コミュニケーションを自らとろうとしない

意欲も意志もない。


・・・仕事に対しても真摯ではない。私はそう考える。