あなたの髪がなびくように

時間も長く長くなびいて続いていけばいいのに

あなたの髪が光に透けたように

あなたの居ない日々も光に透けて溶けてしまえばいいのに


亡き者達を

人は

”駆け抜けた”

なんて言うけれど

皆 駆けているのだって

どうして気付かないのかしら

あなたの髪も空気の中でなびいているのだって

どうして

感じないのかしら


続かないから美しいのかしら

終わりがあるから輝くのかしら


きっと

終わりがあるから輝きもあるのね