ツバメは夜飛べないのか 3 | ツバメブログ

ツバメは夜飛べないのか 3

夜のツバメや小鳥について、たくさんの情報ありがとうございます。

私も、夜中に近所のツバメさんをさわってみました(ごめんなさい)。
夜11時過ぎに巣を見に行ってみると、夜更けというのにママツバメは忙しそうに巣に頭を入れたり出したりと、どうやら巣材か卵の位置を整えているようでした。その一方、道をはさんだ向かい側では、すでにパパツバメが爆睡中でした。

ちょっと高い場所だったので、細くて軽い棒を延ばしてそーっと背中をさわってみました。すると、1秒くらい間があいてから、飛びましたよ、ちゃんと。夜も明るい商店街の通りなので、目は見えているのでしょう。

パパは数メートル飛んで向かい側の巣のそばにある看板の上に降り、ケッケッと二回鳴きました。
そして、別に慌てている様子もなく、じーっとしていました。怖がらせてしまったかと心配で1時間後に見に行ってみると、その看板の同じ場所のまま、眠りに落ちていました。

そんなわけで、見えるくらいの明かりがあれば飛べるんだけど、夜はあまり飛ぶ気がなさそうです。それから、ものすごく油断して眠っていますよね。ツバメは巣を離れて集団ねぐらを作る時期にははヨシ原や背丈の高い草の中に隠れて眠るのですが、子育て中は人間のそばなので安心なのか、野生とは思えないほどスキだらけの眠り方です。

まきまきさんと小田原さんが助けてあげたツバメは、地面に落ちていたくらいなので、すでに体力を消耗していて、すぐに飛び立てなかったのかもしれません。鳥は人間ほど空腹には耐えられなくて、空腹になるとすぐ血糖値が下がってしまい、命を失いやすいのだと何かで読んだことがあります。エサが取れなくて、地面にうずくまっていたのかもしれません。

木の枝とか電線とか、せめて、もう少し高いところに留まればいいのにと思うのですが。


ツバメ爆睡中
お休み中のパパツバメさん。
頭は翼の中なのですが、背中の合わせ目のところから突っ込んでいるのかな。