山茶花の実生り | つばきの椿

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植物に触れ、見たこと・感じたことを書いてみたいと思います。

こんばんは。

我が家の敷地内の山茶花の実生りの様子です。

たわわに実った山茶花の実。

以前ネット上で目にしたある研究資料によると、自家受粉することが非常に稀な、自家受粉はしないと通説ではなっている椿・山茶花・茶。

実をつけるにはほかの椿か山茶花の花粉が必要なはずなのに、半径100メートル以内には椿の木が2本あるだけ。

しかもその椿は建物によって遮られているので受粉には虫が媒介するしかないのですが、かなり確率が低そうな気がします。

しかし不思議と毎年沢山の実をつけるこの山茶花。

自家受粉してるのか?と、疑いたくなるほど。

我が家の山茶花の実生はこの木から採取したものがほとんど。

葉が小さく節間の詰まった苗ができる山茶花の実生。

小品盆栽に向いているといえます。

もう4年は経つというのに花芽を着けた実生苗はまだありません。

どんな花が咲くのでしょう。

ちなみに写真の山茶花は桃色に白のぼかしが入ったとてもきれいな花を咲かせます。

話は変わり・・・

同じツバキ科のヒサカキの実生りの様子も。

実生りの姿が特にきれいということはありませんが、小さな白い花は近づいて見ると可憐でかわいいですよ。

ちなみにヒサカキは雌雄異株です。

1週間前に満開になった中国原産の椿の原種「杜鵑紅」の様子をおまけで。

写真には見たようには写っていませんが、鮮やかなとてもきれいな明るい赤色です。

花びらの表面は微細なラメでもまぶしたようにキラキラと光っています。


もうすぐ山茶花の季節が、さらにその後には椿の季節がやってきますね。

姫柿の実も秋の深まりとともに徐々に色づいてきます。

今シーズンはどんな椿の花や姫柿の実生り姿を見ることができるのでしょうか。

今から楽しみです。