「四天(410)の日だよ、企画」
すべてはここから始まった
これは夢だ
そうだよ、それかたちの悪いドッキリだ
部活に向かう為に靴を履き替えようと開けた下足箱に入っていたのは1通の真っ白な封筒
表面には私の名前
裏面には差出人は書かれておらず封も簡単に糊で留められているだけ
男子テニス部のマネージャーをしている私に対する嫌がらせかと軽く封筒を振ってみるが特に怪しい音もしないので思いきって封を開けてみた
中から出てきたのはこれまたシンプルな便箋1枚
思わず周りに誰も居ないことを確認してからそっと便箋を開き中を読む
「なになに、“今日の3時30分華月裏で待ってます。 四天宝寺テニス部員より”。………は?」
文面は至ってシンプル
そしてこれはいわゆる
「…告白?まさかね。」
しかも差出人はテニス部員だ
どうせレギュラーの誰かが頼みにくい相談事をするためにこんなことをしたんだろう
ちなみに華月とは四天宝寺華月のことだ
まさか吉本の裏では待っていないだろう
ひとまず封筒をカバンにしまい靴を履き替えて部室へと足を運ぶ
3時30分まであと10分
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最初、校舎裏にしてたけど40.5巻見てたら位置的にこっちの方がよくないか?と思い華月裏で
ちなみにヒロインは皆さんがそれぞれ楽しめるように名前は出てきません。
(そのせいでお前とか自分とか言われてますがお気になさらず)
手紙の差出人は誰なのか、3時30分へお進み下さい♪