今年の #adtechtokyo の展示から見るアドテクの傾向をざっくりまとめてみます。
去年のadtech tokyoブースレポートはこちら。振り返ると、アドネットワークが全盛期だったと思います。
今年はDSP, SSPの年と言っていい位、多かったです。
今年の展示で多かったソリューション
・DSP, SSP
・効果測定(アトリビューション含む)系
・スマートフォン系
・Facebook系
・傾聴系
DSP, SSPのプレイヤーが本当に増えました。
今までは既存のネット系代理店がメインプレイヤー、出展をしていたイメージですが、今年はアドネットワークや、スタートアップだったプレイヤーがRTBの盛り上がりとともに増資や買収されてリッチになり、ブースを出展したというケースも少なくなかったんじゃないかと思います。
これだけ多いと、利用者側からすれば沢山あるので何が違うんだろう・・・と思います。ブース担当者の方にお聞きしても、いまいち大した差別化は見えない。まぁそうですよね、すみません各社差別化難しいのではないかと思います。
実際、技術的にはそんなに変わらず、結局どのソリューションを選ぶのかは、どう説明して運用するか?つまり人(営業・オペレーション)なんだろうなと。
イノベーションゾーンで多かったソリューション
クーポン、オフショア、ユーザーテストなど。スマホ、海外がキーワードが多かった。特に広告モデルで大手広告主と直接話したい勢いのあるスタートアップサービスには、いい出展の機会だと思った。
キーノート
Yahoo!のクロージングキーノートのみ聞きました。
内容はYJの方針説明会。その中でも今回の話のメインは、広告主からのぶっちゃけビデオメッセージ、Y!のメディアマインドとの提携発表かなと。
あとの話は役員交代時のプレゼン、決算資料などで既に出ている内容。生で聞いたのは初めてでしたが!
広告主からのビデオメッセージについては、花王石井さんの言葉が刺さった。
「一番突っ走っているのはお客さん。Y!はついていけていなかった。サービスはそれについていかねば。広告主を巻き込んで欲しい。それをY!に期待。」
これに対し、Yの役員陣で「心が痛いメッセージを真摯に受入れ変わる覚悟をした」とか。素敵です
提携発表について、今までなかった第三者配信提携により、提携が増えるかも?!という期待が業界内にビビビと走ったと思います。
やっぱりリーチがあって質もいいアドネットワークと言えばYJなので、広告主にとっては魅力的。
ここで一つ疑問が。さてはて、RMXはどうしたんだろうか?!頑張ればタグマネジメントだって第三者配信だってできただろうに。。事情があるのでしょうかね。
今年の展示で印象に残ったこと
・ブース内セミナーが多い
オムニバスさんはじめ、ブース内セッションが今年も多かった!さらに増えましたね。
こちらがブース内セッションスケジュール。ロックオン、フリークアウト、オムニバス、ルグラン、インテグレートさんのセッションです。他にも複数社ブース内セッションをしていました。
・エンタメ要素が強いブース
キャバクラがあったり、鳥居があったり、射的があったり、東京ゲームショーよりもエンタメ感のあるブースが多かった。今まで行った海外のカンファレンス含め、最もクリエイティブなブースが多かったのではないかと思います。
女性コスプレシリーズで言うと、キャバ嬢、巫女さん、浴衣、モモクロなコスプレ。そしておみくじや射的などのエンタメがありました。気軽にブースに寄れますね~。
・未来のアドテク×リアルなソリューション
マイクロアドのブースでは、顔から性別と年齢を認識する自動販売機がありました
顔認識して・・・
年齢と性別表示。一応正解です。
これに合わせてオススメの飲み物が出ると思いきや、普通のバナー表示でした。
でも今後はレコメンドエンジンになっていくだろうな、と未来を感じました
・・・以上です。
実は今回、産後3週間で初の外出でした。
本来は、知人のいるブースにすべてまわって挨拶しにいきたかったのですが、そういう訳で体力セーブのためにヒッソリモードでの参加でしたご挨拶できずすみません
また、ブースで名刺を求められても、働いていない身なので何も貢献できず、何だか申し訳ない思いでいっぱいでしたごめんなさい。。
今回adtech tokyoに参加できた事で、アドテクの進化を定点観測&肌で感じれて、沢山勉強できて、沢山の方に話しかけて頂き貴重なお話を聞かせて頂き、仲間がたくさんいる同窓会に来たような暖かい気持ちになれました
やっぱりadtech大好き貴重な機会に心から感謝します