「自分ごと」だと人は動く | 椿ブログ

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年末読書、『「自分ごと」だと人は動く』を読んで。

「自分ごと」だと人は動く/博報堂DYグループエンゲージメント研究会
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後半は広告の事例などがあり広告っぽくなりますが、私的には「なぜ自分ごとだと動くのか?」について、根本的な社会の変化を背景にコミュニケーションが変化している事について体系的に俯瞰できたのが面白かったです。
 
 
下記、本のまとめのマインドマップ。
 
 
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情報が溢れるアテンションエコノミーの時代、プッシュ型広告はエンゲージして欲しい人に響くようなコミュニケーションが必要になってくる。そうじゃないとスルーされる。
 
 
スルーされない、つまりバズられるための「バズ広告」、、というのはもう古いワードになってしまったかもしれませんが、、狙う人から狙う人に、つまり「網衆」に情報伝達されるには、広がる仕掛けが必要。つまりソーシャルメディアマーケティングのコアはクリエイティブなんだ、という本質に辿りついた。テクノロジー屋ではなくクリエイティブ屋が強みを発揮できるフィールド。もちろんクリエイティブ屋もテクノロジーを知ってないといけないでしょうけどね。
 
 
年末に鳩山首相がtwitterを始めてからテレビでも話題になり、今日のソフトバンク孫社長の動きなど、どんどん波及感満載、twitterが突然キャズムを越えてきた気がする。
 
 
twitterはひとりごとを呟くのが楽しいのではない。即レスポンスがあるから楽しい。レスポンスがないと「楽しみ方がわからない病」にかかる。
 
 
twitterで反応=沢山RTされたり@されたりするにはどうすればいいか?という答えもこの本に書いている事が本質的に共通する事が多いと思った。
 
 
とにかくUSのカンファレンスではここ一年くらい「エンゲージメント」という言葉をよく聞く。それはコンバージョンという言葉をちょっとゆるかっこよくいい変えたものだと私は思っていて、「企業が獲得したい顧客をひとまずポテンシャル顧客化として獲得する」みたいな定義だと認識している。私の定義は感覚なのでテキトーですが、博報堂さんの提唱する『エンゲージメント』については、ちゃんとサイト に説明があるので、ちゃんと知りたい方はご参照下さい(^-^)

余計なお世話かもですが、せっかく「エンゲージメント・リング」tmをとっているのであれば、「エンゲージメント」でSEO対策した方がいいと検索してみて思いました。。

 
「獲得」と「波及するクリエイティブの仕掛け」とは種類の違うもののように見えるけど、実はダイレクトな因果関係にある事を受け入れ始めている事実が、総合代理店のデジタル強化に向けた大きな一歩なのだろうなぁ、と思う。と偉そうな事を言ってみる(笑)
 
 
 
 
#実は去年の春、adtechサンフランシスコでこの本のあとがきを書かれている川名氏に初めてお会いし、今では私がリスペクトしている方の一人です。何度かこのブログにも書いていますが(お名前は書いていませんが)、とても刺激を受け、勉強させて頂きました。お会い出来て本当に光栄です!!CHEMISTRYです。
 
そしてあとがきの文体に「川名さん味」が出ていて、勝手に親近感でした(^-^)