HubsMediaへの想い | 椿ブログ

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9月15日13時、HubsMedia(ハブスメディア)開始のリリース をしました。
HubsMedia事業責任者の椿です。(兼:cybozu.net)

椿ブログ-HubsMedia

今の考えを残しておくために、私の「HubsMediaへの想い」を書きます。

HubsMediaは(テックな)メディアのマネタイズ支援事業。

既存の収益モデルではバッドスパイラルになってしまいがちなメディアに対して、アドテクノロジーの考え方の元、マネタイズを支援していく専門部隊です。

今後くるであろう「メディアマネタイズ」の波の中で、リーディングカンパニー的な存在を目指したいです。


■開始に至るまで

ここに至るまでは、cybozu.netでマネタイズを続け、メディアのマネタイズ支援事業に可能性を感じ、去年からサイバーエージェントのジギョつくに提案したり、adingoでも実現したいなぁと思っていたり、今年のad:tech San fransiscoでメディアのマネタイズの波を感じ、ブログにもちょいちょい書いてきましたが、この度事業化の実現に至ることができました。これからではありますが、まずはスタートを切れた事が嬉しいです!これからですがね。


■純広告の限界

3年くらい前からか、インターネットメディアの「純広告枠」がスムーズに売れなくなる時代が到来し、「リーチが取れるメディア」か「獲得できるメディア」か「超コアターゲットを持つメディア」しか生き残りにくい時代に。今は前者3つも今までよりも明らかに苦戦している現状。

「リーチ」も取れず「獲得」もできず「超コアターゲット」を持たない中小メディアはどんどん広告が売れなくなり悪戦苦闘。値下げ合戦に参加して生き残っても先は暗いという始末(一般論、私の知る範囲で)。

そこで「純広告からの脱却」を試み、広告代理店に頼らずにページビュー連動で収益の試算が立つアドネットワークを使った広告収益の仕組みに移行する事で純広告自滅スパイラルから脱する。という道を歩んできました。純広告の限界を感じ、それをパラダイムシフトしてアドテクノロジーで価値を付加する事が出来たのです。


■メディアビジネスの3つのエンジン

以前に書いたかもしれませんが、メディアビジネスが成り立つには3つのエンジンが必要。

1.集客エンジン
2.サービス・リテンションエンジン
3.収益エンジン

1.ある程度の継続的なトラフィック(集客)がないと、広告収益として商品になりません。SEOやリスティング、他会員獲得など。

2.一度集客しても、また来てくれるようなサービス、モチベーションを与える何かがないと常に集客しなければいけません。企画・編集など。

3.広告、課金、EC、何でも、1.2.の資産をどうマネタイズするか。広告部的な。代理店・レップ任せの所が多い。


ここで、1.2.は出来ていても3.が上手く出来ていないメディアが多い。今までのやり方やしがらみから離れられず、何よりその勇気が。。。

そもそも1.2.3は要素が違うものであり、業務内容としても営業と編集くらい異なるもの。1.2.は今まで運営してきたからいいとしても、時代の変化とともに3.の担当をつけていないと「純広告からの脱却」はできない。


■「収益エンジン」強化の支援

3で担当者をつけたとはいえ、広告代理店の窓口になればいいわけでもなく、レップから紹介されたアドネットワークを張っておけばいいわけでもありません。それだけで満足できるならいいと思いますが^^

そこで、HubsMediaではこのような事を通して、「収益エンジン」担当者の支援をしていきたいと考えています。

・自社の持つコンテンツ・ターゲットを最大限マネタイズ出来る仕組みを模索、開発
・既存の収益エンジンで何が一番収益最大化できるかの検証・PDCA
・コンテンツ+収益モデルの構築
・集客エンジン+収益モデルの構築

ただ、一つのメディアだけだと成り立ちません。HubsMediaがメディアのハブになり、ネットワーク化する事で前述の「規模」と「超コアターゲット」を実現するプラットフォームを構築するのです。

■アドテクノロジー(テック)の時代へ

ノウハウを持っているのは人間で、動かすのは人間です。
が、PDCAをまわすにも、より膨大なデータを分析して最適化なディーリングマネジメントをするには、人間の頭よりテクノロジーの方が正確でスピーディ。

これからはテックにマーケが出来る時代です。
HubsMediaの共通言語は「テックにマーケ」「少数精鋭」「ブルーオーシャン」「グローバル」。

やりたい事は、アドテクノロジーはじめメディアマネタイズのソリューションを通してメディアの価値をあげる事。


■メディアだけではなく・・

「リーチ」がとれて「獲得」ができて「超コアターゲット」を持つメディアを販売してくる広告代理店も売れるメディアが限られているので、どこも価値は同じ、差別化するには価格を下げるか人海戦術で人間をつけて運用等にコミットするか等の厳しい戦いが迫られているのでは?と想像します。

同じ考えの広告代理店の方とお話する事も少なくないので、志同じくする方とは継続的にディスカッションしていき、メディアの価値も代理店の価値も上げることができるようなソリューションをアドテクノロジーを使って実現し業界を盛り上げていければと思います。

そもそも広告主の満足が得られないとメディアマネタイズは出来ないので、求める所は同じなはずです。


■で、HubsMediaは何をするか?

時差にも負けず猛スピードで事業立ち上げたばかりの助走段階なので、まずは今回第一弾でリリースした「グローバルネットワーク」を軌道に乗せて、それ以降「ショッピングネットワーク」はじめマネタイズを支援するプラットフォームを作っていきます。

少数精鋭チームではありますが優秀なメンバーが揃っているので、今後クオリティ高いサービスを提供していく自信あります。

走りながら考えるスタイルなので、関係者の皆様にはご迷惑をお掛けする事も多いかと思いますが、これから宜しくお願いします!!

想いは書ききれませんが、今日はこんな所で!

という事で、想いを実現すべく、頑張ります。