自分から手を伸ばして ー
上野樹里。

ピクトアップ  #84  には、新しい樹里さんがそこにいるような気がしました。
全く新しく生まれ変わったわけではなく、今までの経験をもとにした、新しい樹里さん。  この1年と少しの間、待ちわびて待ちわびて、寂しくてどうしようもなかった期間、一番聞きたかった言葉がようやく聞けた感じがして嬉しさがふつふつと湧いてくるようです。

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思わず、うっとりしてしまった樹里さんのショット。はっきりいって、ほとんどメークはしていません。薄いラインとマスカラをしているだけのアイメイクは、今の芸能人にとどまらず、一般の同世代の女の子にしてみたら、薄いってもんじゃないレベル。リップも薄く、輪郭さえもはっきりしません。ファンデーションも薄いのがわかるのは、樹里さんの右目の下に見える黒子がはっきり見えるから。
こんな風にすべてに薄いメイクにすると、普通はぼやけてしまうもの。
なのに、樹里さんの美しさが際立っているのは、強い目線ではなく、彫りの深さでもなく、あくまで自然体な柔らかい眼差しによって構築されているから。
これは、内面の美しさに磨きをかけなければ、出せない瞳の透明感だと思います。

髪型はもうちょっと、ツヤを出してもいいかなぁと思ったんですがw
あと、根元が黒いので、染めてあげたいなぁ( ´ ▽ ` )ノ
なんて、髪型はとくに見てしまうんですよねぇ。しかし、何度もいいますが、樹里さん、髪多いですね。ちょっと削いであげたくなります。

さて、本文のインタについて。
樹里さんの言葉の柔らかさと深さには、読んでいてそこだけ空気が違うようでした。

江以来の芝居の仕事でもあり、映画は3年半ぶり。映画の現場に戻った感覚は?と、問われての樹里さんの返答はこうです。

久しぶりだなと思いましたけど、帰ってきたという感覚ではなくて、以前とは違う感じで前に進んでいる感じがしました。
大河ドラマでかなりの回数の涙を流し、たくさんの人の死を見たせいか、次は暖かい話をやりたいなぁと漠然と思っていたところにいただいたのがこのお話でした。
原作と脚本を読んで、理由も理屈もまったくなく、シンプルに「真緒をやりたい」と思ったんです。

昨日のブログを読んで頂くとわかってもらえると思うのですが、体験や経験を通して実感的に役に入り込むタイプの樹里さんにとって、大河の経験はそれはそれは膨大な経験と追体験をしてしまった作品だと思います。よって、役から解放されるのも大変だったはず。
そんな樹里さんにとっての、新しい作品が、理由や理屈も全くなくて、真緒になりたい!と願う作品でほんとに良かった!


この後のインタは、樹里さんのファンならちょっと何考えてるの!?と、文句のひとつも言いたくなる質問をぶつけます。
でも、樹里さんは冷静にたんたんと、まっすぐに答えてある姿が、大人になったなぁと別の意味で感心した次第です。


ここから、上野樹里第二シーズンが始まったのでは?

どうなんでしょうね(笑)
お休みを頂いて、「そこまで頑張らなくてもいいかも?」と思えるようになりました。以前は、頑張ることが必要だったけれど、あまりにもいっぱいいっぱいになっちゃうと、私を見ている周りが苦しくなるからよくないなって気づきました。
そういう余裕ができたタイミングだから、真緒を演じられたと思います。

この気づきは大変大きいですよね。
自分の目は外を向いているわけで、人のことはよく見えるもの。
だけど、自分の内面や客観視は中々できないものだと思います。
樹里さんの言葉の奥に支えてもらっているスタッフへの気遣いや思いやりが見えてきますね。


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物憂げな表情に新しい大人な樹里さんが見えてきます。
私には過去のどの作品ともかぶらない、新しい樹里さんに陽だまりの彼女では会えると確信!

ピクトアップの樹里さんのインタ後編はまた明日に続きます( ´ ▽ ` )ノ