日本神話 深~い お話 十四番
日本の神話 続きです・・・
まずは、・・・
常世長鳴鳥(とこよのながなきどり)を鳴かせて
お出ましを促しました
(注:常世長鳴鳥 ⇒ 鶏(にわとり)のことです)
太陽 即ち 天照大神 を
呼び出すものとして立ち現れているのです
鍛冶師の天津麻羅(あまつまら)
(鍛冶の神)を探し、
伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)
(注:作鏡連(かがみづくりのむらじ)らの祖神)に、
天の安河の川上にある岩と鉱山の鉄とで、
八咫鏡(やたのかがみ)を作らせたのです
(各々が、自分の心を鏡に映し自己反省し、
私心なく、明鏡止水の心境になる
という意味が含まれています)
(注:八咫鏡(やたのかがみ)は三種の神器の一つです)
三種の神器
八咫鏡(やたのかがみ)
八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
草那芸之大刀(くさなぎのつるぎ)
玉祖命((玉造部(たまつくりべ)の祖神とされる)に
八尺の勾玉の五百箇のみすまるの珠
つまり、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
を作らせました
(この世の一人一人の魂は、円満に、珠の様に
輝いて美しい、その魂は、
作り主の命の光で連なっている
世の中の人の命は、一つの命から生まれ
繋がっているという意味が含まれています)
天児屋命(あめのこやねのみこと)と
太玉命(ふとだまのみこと)を呼び、
雄鹿の肩の骨と「波々架の木」
(ははかのき)⇒「朱桜(ははか)」で
太占(ふとまに)をさせました
(肩の力を抜いて、神の意を問うという
意味が含まれています)
(注:太占(ふとまに)とは、
古代日本において行われた
獣骨(主に鹿の骨)を用いた
卜占(ぼくせん)のひとつです
鹿の骨を用いることから
鹿占(しかうら)とも言われます)
賢木(さかき)
(現在の榊(さかき)栄える木ともされます)
を根ごと掘り起こし、
枝に八尺瓊勾玉と八咫鏡と布帛をかけ、
太玉命(ふとだまのみこと)が
御幣(ごへい)として奉げ持ったのです
天児屋命(あめのこやねのみこと)が
祝詞(のりと)を唱えました
朗々と、悠久の天地の理念を読み込んだ祝詞(のりと)を
申し上げ、天照大神のお出ましをお祈りしたのです
そして、天手力雄神(あめのぢからおのかみ)
(注:天の手の力の強い男神の意味で、
腕力、筋力を象徴する神です)
を岩戸の脇に隠れて立たせたのです
お出ましの機をうかがいました
天照大神は、天岩屋戸から出て頂く為の
準備はできました・・・・
続きは、明日でございます
とらんくすや。親父でございました