早春の種子島3~朝からずっとウェットのまんま 2018.3.19~21
黒潮の定休日ということで朝一番から若旦那と一緒に波チェックに同行させてもらい
ちょっとレンタカーじゃ行きづらい砂地の中のポイントにお邪魔させて頂きました。
かなりゆるい砂地なので、慣れていても油断するとちょいちょいスタックしてしまうらしいのだが
風が合って地形が一番いいのが此処なのだろう
着いた時には2台しか止まってなかったのが直ぐに地元の方たちが集まりだした
みんな流石な読みをしてるのだった
まだ3月だというのにシーガルとは、やはり種子島は南国の島なのだ。
さすが若旦那、朝一なのに身体の切れ味は抜群で直ぐに波をキャッチし
軽快にリップを飛ばしまくっている。
その柔軟なバネとパワーは、飛び魚のような生きの良さで羨ましい限りなのだ。
そして種子島に何度も訪れる縁となったSEED SURFのシェーパー種ちゃん(勝手に命名して呼ばさせてもらってます)
が朝一番の仕事を終えて登場し2年半振りでの久しぶりの嬉しい再会は海の中でした。
流れるような無駄のない流石なリッピングはそのサーフィンのアップもさることながら
シェープの技術が良くなっているのを見せつけてくれて
さらに最高にテンションはずんずんと上がっていったのでした。
前夜に黒潮でビールをお代わりするたびに優しい笑顔で対応してくれた女性も実はサーファーだった。
どうも随分と日に焼けてるな~とは思ったのだが力のある波に臆する事なく見事なサーフィンを
見せてくれてた…さすが黒潮、さすが若旦那と改めて驚かされたのだった。
2年半振りに見る種ちゃんのサーフィンはやはり基本に忠実な綺麗なレールワークから
切れのいいトップのアクションでの思い切った攻め込みが気持ちよく
それはしっかりとドライブしてる板の性能にしっかりと現れているのが一目で分かった
目の前でいい攻めを見せられて板が上手く機能してるのを確認させられたら
やはりずんずんテンションが上がるってもんですよね~
こうしてセッションは盛り上がるわけです
このサイズでこの深さのボトムターンを決められるのはそのドライブ性能がはっきりと
分かっているからに他ならないしその性能を見事に引き出してるのが
やっぱりSHAPER-SURFERだからこそですね~流石、種ちゃん!!
そしてセッションはまだまだ続くのだった・・・
早春の種子島2~過ぎ去った低気圧の吹き替えしに煽られて波を追う 2018.3.19~21
お目当ての黒潮で大満足の美味しい昼食を頂きしばし旅の疲れを癒したのち
若旦那のおすすめのポイントに行ってみると
足早に抜けて遠ざかっていった低気圧はしっかりとしたうねりと強いオフショアを吹き込んで
最高なコンディションを整えてくれていた。
外洋から直接来るうねりはスピードが速く力も強い
そこに陸からの10~12m時折のブロウは15mを超える強いオフショアで
波は左右にシフトしスプレーを盛大にに上げながらリップを飛ばしていた。
見た目よりも大分手強いシフトする波に手を焼いていると
先程まで調理場に居たはずの若旦那がやはりという派手ないで立ちで現れた
そして来たと思ったらすぐさましっかりいい波をみつけて
気持ちのいい潔さで強烈なリッピングを見せてつけてくれた
二年半振りで見る若旦那はその切れ味もパワーも更にましたようだ
やはり一緒に入ると一気にテンションが上がる
そしてこれから始まる三日間のセッションは幕を開けたのだった
先程黒潮で黒豚の豚カツ定食を持ってきてくれたヤスくんもやはりサーファーだった
真新しいSEEDの板は若旦那と同じ蛍光レッドでオーダーしましたと嬉しそうに言ってたのが印象的でした。
休憩時間にささっと波に乗って またさっと店に帰っていった若旦那
毎日このリズムでやっているのだろう~短い時間に無駄なく波をつかむのは
とてもまね出来る気がしない見事な早業だった
なかなか思う波を捕まえられないままに暗くなりだす頃までねばってしまい
さらっと乗って さっと帰って行った若旦那の早業を見習わなければと反省です~
反省は当然のようにということでまたしても黒潮です
若旦那のさばいてくれた飛び魚、須磨ガツオ、みずいか、石垣鯛のお刺身で生ビールをぐびぐび
飛び魚の甘くねっとりし舌に絡んで美味しいことといったらびっくりでした
食べるのに一番いい時は今というピンポイントに用意していてくれたのが感じられた。
きびなご、カンパチのかま、須磨ガツオのかま、どれも素晴らしく
今後のスケジュールを相談しつつ翌日に差し支えない程度にと思う気持ちはあるものの
蛍光レッドのヤスくんに生ビール追加しまくってしまいました。
元気そうな大旦那さん、幸せいっぱいな弟君とも会えて最高な時間でした。
幸せな人達と過ごすとそれだけで気持ちよくなれるのだった。
早春の種子島へ飛んできました 1 2018.3.19~21
何度か定期的に訪れて今では故郷のように感じている種子島だが今回は二年半振りと間があいてしまった。
ここのところ大会でいろいろと出歩いてるものの、全くのフリーで出掛けるのは随分と久しぶりで
いつ以来だったのかさえ思い出せないほどなのだ。
3月19日早朝、かなり厚く黒い雲に覆われ天気予報どおりにしっかりと雨の降る中
羽田を飛び立ち上空に上がると
富士山はしっかりと春らしい薄いオレンジ色の朝日を浴びて 旅の先行きを明るくさせてくれた。
二週間ちょっと前の大会のフライトは春一番の大荒れの中だった
またしても今回の悪天候は、どうやら春二番となりそうな低気圧が前線上に
次々に現れる春の不安定な気圧配置のせいのようだ。
春の天候は不順なのだ。
鹿児島空港での乗り継ぎ便は案の定 もしもの時は引き返すという条件付きフライトとなった。
さらに他の乗客は目立って大きい荷物は乗せてないにも関わらず
サーフボードが機内に積み込めるのを確認してからの搭乗となり
他の皆が乗り込んだ後 ぎりぎり最後まで搭乗待ちをしていたが
「大丈夫です~積めましたよ~」との地上職員の方の柔らかい笑顔でほっとした。
小型機なのでバス移動が普通なのだが一番最後なので
何とハイエースで飛行機まで送って貰った。
いろいろな離島で小型機に乗ったがこれは初めてで笑ってしまった。
片側2列の座席に通路を挟んんで1列の座席が縦に11列しめて33人乗りという大分小さめな機体は
強い風の中ぶるるる~んと軽く身震いするとアッという間に飛び上がった。
やはり種子島に近づくにつれて雲は厚さをましたが黒い重い雲ではなく、熱帯の雲のようにみえる。
おかげで波のほうは上空から見ても十分に白い波濤をブレイクさせているのが確認できた。
無事に着陸出来るのかどうか不安な乗客達の心配をよそに軽い機体は
ちょっとだけ横風に流されたものの軽くふわっという感じで事もなげに着陸した
ボードケースと荷物を何とか詰め込んでぱんぱんのレンタカーで南種子町に向けて走り出すと
ちょうど見計らったように若旦那からの電話が入り、雨風のピークは過ぎて風向きが変わってくるので
あと2時間後位から波が良くなりそうですということだった。
それではと普段なかなか出来ない観光をしながらゆっくり海岸線を南下して行くことにした
「千座の岩屋」の広い駐車場も先程までの悪天候のせいか我々の車だけで
ポツンと止まった車のそばに もの欲しげな二匹の猫が水溜りを器用に避けながら寄ってきただけだった
そのころには薄日も差してきて身体をほぐしてくれるような南国の風が気持ち良く吹き出していた
いくつかのポイントを南端までチェックしてから南種子町まで上がりお目当ての宴彩「黒潮」に到着
はじめて種子島を訪れた時の縁で訪れる度に大変にお世話になっている若旦那と久しぶりの挨拶を交わし
この旅の大まかなスケジュールを立てる・・・と言ってもこの後の波の状況というだけなのだが
そしてもう一つこの旅のメインとも言うべき黒潮の料理をさっそく頂いたのです
お昼ということもあり来る前から決めていた「黒豚の豚カツ定食」
脂が甘く食べごたえあるしっかりとした厚みで特製ソースと衣のバランスが絶妙です。
煮物の若竹も春を感じられて美味しい。そしてたっぷのあら汁もご飯をそそり
おかわりをしたいところですが この後のセッションのために控えておきました。
日本の正しいお正月
元日の陽が暖かくなった頃に時折聞こえてくる笛太鼓のお囃子につられて近所の氏神様に初詣して本年の耀かしい始まりを祈願する。
お正月も三ヶ日にもなるとあらかたやるべきことはやってしまい、ふらふらとそこいらに出かけてみたくなる。
シーナさんの本と焼いた餅をぶら下げて日向を求めて向こう岸の土手に居場所を見つける。
風がない中でも上手く凧を上げる子もいれば走るばかりで凧は上がらずに地面を引き摺る子もいる。
それでも子供たちは楽しい声を上げる。
向こう岸から呼ぶ声は、一昨年に大変お世話になった鍼の先生が子供と手を振っている。川を挟んで正月の挨拶を交わし、いざと言う時にはお世話になりますよと手を振る。
そんな正しい日本のお正月と言える景色の中でプシュッとつまみを上げる。
ぐびぐびっと飲んで見上げた空は見事に青かった。
暖かく風のない穏やかなお正月に感謝です。
あやしい探検隊55’S真夏の島へ飛ぶ~1
ゴールデンウェークも明けた5月の19日から4日間の日程で石垣島に行ってきた。
関東はまだまだ梅雨には早いのだが、予報を見るとなんと4日間とも70%以上の
降水確率で雨マークがずらりと並んでいるではないか!!
こっちが快晴で旅先が雨というのはどうも頂けない。
ツアーが安い理由はこれだったのかと、気がついたがもうしょうがないのだ。
昨年の種子島トリップで人生最大の波に乗ってしまったあやしい55’Sのシュンは
(注;あやしい55’sとは高校時代の同級生が55歳の時に勢いで結成したチーム・・・既に58歳)
帰ってくるなり、やはりトリップにはオンフィンはむいていないと言い出し
ニューボードをオーダーしたのだ。
そのシュンが、ゴールデンウェークの最中に店に来て
「俺のニューボードの初卸しはどうなってるんだ~!」
「もういい加減に板は固まっただろう」
確かに2月のカタログ撮影からだから3か月も過ぎたので十分に硬化しているのだ
「やはり初卸しは種子島しかない!」と意気込むが昨年のお得ツアーは倍に跳ね上がっていて
残念ながら却下。
それでは一気に国外脱出で台湾に行こうと調べたが残念ながらこちらも時期がよろしくない。
そうこうしてる内に見つけたのが石垣島ツアー!
ネットの激安ツアーというのは中々面白いもので誰も予想してなかった行先を見つけてくれる。
ということであっという間に決定し羽田空港から沖縄へと向かう。
羽田発早朝6時20分。
空弁どれもかなり高い中でリーズナブルな価格だったので
朝からソースカツ丼いってみます。
中々どおしていける~朝なのにしつこくないのでOK~しっかり食べてエネルギー充電です。
乗り換え時間は30分
JALからJALなので22番ゲートに着いて23番ゲート
う~ん何て親切
沖縄から乗り込む人は半分は石垣島に帰る人と仕事の人
残りの半分が浮かれたこんな人達です
天気予報とは裏腹に石垣島は真っ青な海にぽっかりと白い雲を浮かべ
太陽をギランと反射しているではないか!
それを見たおとっつぁん2人は、どうだと言わんばかりにニンマリしたのだった。
「おーやはりですね~」 着くとすぐに具志堅さんがオリオンビールでお出迎え
今回の激安ツアーもオリオンツアー
「いいっちゅね~!」
鎌海でずーっと一緒に戦っていた森のちゃんと久しぶりに再会~しっかりと島の人になっていた。
まずは地元の食でしょう~と八重山ソバの店で作戦会議開始
着いたばかりで浮かれてしまうのですが、空港で使えそう地図をゲットするのが大事ですね~
なのに何故か八重山ソバじゃなく野菜そば~麺が見えないほど野菜タップリで結構食べごたえあります。
空港そばの太平洋側のポイントをチェック
うぅ~ん海は青い~~!
見渡す限りの水平線はクッキリと真っ青な線で描いたようだ
さあ55’Sのあやしい探検がいよいよ始まるのだ~~~~~
寒い日は写真展でアートを堪能
横山泰介氏と三浦安間氏の子弟コンビの写真展を見に
稲村にオープンしたばかりのシンプルギャラリーにバイクでブイ~ンと行ってきました
カメラマンとしてプロになる前から変わらずに今も鎌倉支部予選で地元選手として
いい味を出してくれている安間が出迎えてくれた
泰ちゃんの鞄持ちをしてる時から見てきてるので二人の写真展と聞いたときから楽しみにしていた
当然の事なのだろうが自分の作品をまえにして自分の仕事に誇りを持ってる大人の男の顔をしている
同じカリフォルニアを切り取った写真を子弟で並べるというのは
なんとも楽しく しかも緊張感があって何度も見直してしまった
残念ながら泰ちゃんは不在だったのですが その分緊張せずにゆっくり見ることができ
やはり流石に泰ちゃんの作品は素晴らしく絵画を見てるように吸い込まれていってしまった
ずっと前から知ってる2人なのにサーファーとしての面はよく知っていても
アーティストとしてしっかり作品と対峙することはなかなか無かったので
気持ちいい時間ともにじっくりと堪能させてもらえて最高でした
ありがとう安間~!
今日もキラッキラの太陽の下
午後に吹き出した風でちょっと波が出てきた
波がなかなか来ない海には いつもいる仲間が数人浮かんでるだけで
平和な時間が流れていた
PEACEFULっていうのはこんなのなんだろうね~
ヘルニアのリハビリ中の我がぽんこつの身体にはちょうどいい緩い波がたまに来るので
それでもたまに当ててるふりをしてみたりする
テイクオフ勝負の大会用にEPSで作った板が弱った身体のリハビリにちょうどいいなんて
全く想像もしていなかった
身体が弱って思うようにパドル出来なくなり
全く力強さの欠片もないゆるいパドルしか出来ないのに
うそのようにテイクオフが速いのは七難を救ってくれるっていうのがよく判る
正月のもちもしっかりお腹にたまって重いのにも力強い味方になってくれている
なかなかEPSってのは面白いもんだね~!
気持ち良い一年の始まりの予感
明けまして おめでとうございます
4月中旬の陽気だという暖かいお正月で
何故だか波も消えずに続いて
大人なのにお年玉を頂いてしまったような嬉しい気持ちです
リハビリ中の腰に何と言っても一番ありがたい暖かさで
ちょっと調子に乗ってよせばいいのにバックサイドに行ってみた
ゆうきの新し板はどうやらだいぶ調子いいようだ
3か月振りのサーフィンとは思えない力強さのゆたか
正月から仕事づけだったが運良くこの波にありついたタイヨウ
今年もここで幾つもの素晴らしいセッションが繰り広げられていくことだろう
お日様があってキラッキラの光の中で気持ちよく波に乗ることができる
そんな海に感謝
サーフィン出来る体に感謝
そしていつもこんな写真を残してくれるSma Cameramanに感謝
いつも感謝の気持ちを大切にけがなく事故無く
今年も一年 宜しくお願いいたします
あやしい55’sロケットの島へ飛ぶ~種子島トリップ3
初めて種子島に来た時に不思議な出会いをしてそれから長~い付き合いをして頂いている
南種子のSEED SURFのオーナーシェーパーの佐藤 勝氏
といっても実際に会うのは4年ぶりの3回目なのに故郷に帰ってきたかのように
いつも温かく迎えてくれ ゆる~く まあ~るく 和ませてくれるのだ
親しみを込めて勝手に種ちゃんとニックネームを付けてしまった
翌日は台風24,25号共にゆっくりと接近して やはり予想通りの
サイズアップの南種子海岸で種ちゃんとのセッションがスタートした
波はどど~んと力強く押し寄せリップはせり上がりながら前へと気持ちよく飛んでいる
波を知り尽くしている種ちゃんは見事なドロップを次々とメイク!
さらにリップをスパッと切るように飛ばしていくのを見つつ
サーフィンのスキルも当然なのだがシェープの技術が随分と上がってるのを
感じさせてくれ嬉しくなってくるのだった
素晴らしいドロップを真横で見せられスイッチが入ってしまったおとっつぁんは
よせばいいのに不安のある腰の痛みがちらっと頭をよぎるものの
そんな事はすっかり忘れて またしてもチャージしまくる一日が始まったのでした
もちろんセッションの合間の休憩タイムでも波チェックは欠かさない
そして板のチェックをするのも楽し時間なのだ
シェープはもちろん斬新なレジンカラーや最新のFCS2もきっちり
ふむふむ~どうやら素晴らしく完成度がアップしてるなぁ~~~
なんてまたまた勝手に嬉しくなってしまうのだった
そしてこの後 波のでかさに昨日に引き続き出番の無かったシュンに一大事が起きるのであった!
さらにつづく・・・・・・