プレビュー 2015 RS第12節 vs アルビレックス新潟レディース | Redの足跡 ~浦和レッズレディース~

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中2日での連戦のため、本日2件目の記事。


■前回の対戦
2015年4月19日(日)13:00キックオフ・デンカビッグスワンスタジアム
アルビレックス新潟レディース 1-0(前半1-0) 浦和レッズレディース
得点:15分 佐伯 彩(新潟L)


開幕2連敗した後、ASエルフェン埼玉に4-1で勝利し、勢いを付けるためにも重要な一戦となった第4節。

序盤のレッズレディースは悪くなく、テンポよくボールを回して相手を押し込むが、仕掛けの勇気が足りずにチャンスを作れない。
そんな中で横パスをカットされてワンチャンスを決められ、リードを許して後半へ。


追う状況になったレッズレディースは後半からおそらく負傷だった猶本に代えて清家を投入。
前への圧力を強めてさらに押し込むが、新潟得意のゴール前での粘り強い守備との我慢比べ。
崩しの工夫よりもFW陣の個の力強不足を感じた無得点での敗戦。



■アルビレックス新潟レディース
3勝1分7敗。
5位のレッズレディースに勝点差4の7位。


リーグ序盤には北原選手、上尾野辺選手といった中心選手の怪我もあった様で出遅れ、W杯中断明けのここ2試合も2連敗と調子が上がらない。


数値データで見ると得点が11試合で7点と少なく、無得点試合が5試合で、2点以上取ったのは1試合のみ。

FWは大石選手が開幕からずっとスタメン出場を続けているが2得点しか取れておらず、山崎選手という怖いFWもいながら、外野から見るとやや不思議な感じもする。


一方で、ここ2試合は戦術的かコンディション面か分からないが、阪口萌乃選手や斎藤選手、高橋選手といった中断前はコンスタントに出場した選手が外れたり、代わりに小原選手が中盤に入ったりと試行錯誤の様子が見受けられる。

そんな中で結果が付いてこないのは非常に苦しく、ESの上位リーグ進出へ踏ん張りどころだろう。


また前節は湯郷(岡山)、今節は浦和と中2日でのアウェイ連戦となり、W杯中断明けで気温もぐっと高くなっていおり、コンディション面でも苦しい状態が予想される。



■スタメン

前節はCBに岸川、ボランチにながふうという前々節後半から採用した布陣でスタート。

結果が出たので、連戦によるコンディション面で問題がなければ変える理由はないだろう。


ただし疲れはもちろんあるだろうし、選手の状態と試合展開を見極めながら、交代カードの使い方には気を使う試合展開が予想される。


(まさかながふうを13時からのユースの試合で使わないだろうな。)



■見どころ

元々のチームスタイルと連戦によるゲームマネージメントを考えると、新潟がハードワークして前線からどんどんプレスをかけてくる可能性は低いと予想する。

ある程度中盤まではボールを運べるだろうが、そこからどう崩すかがポイントと考える。


前回の対戦でも同じ状況で、仕掛けの勇気が足りなかったのが大きな課題となった。


前回は右SBにまだ慣れていない栗島、左SBにはコンディションの上がってないかった和田という形だったが、今は左に北川、右にコンディションの戻った和田がおり、サイドからの仕掛けという意味では選手は揃っている。

新潟はしっかりとブロックを作ってくるだろうが、パスを回させられているのか、または主体的に揺さぶれているのかを見極めていきたい。


一方で守備面ではまだまだ課題が多く、特に中盤で奪われるとずるずると簡単にペナルティエリア内まで運ばれてしまう状況。

前節気になったのは最終ラインの押し上げの問題で、中盤の運動量を助けるという面も含めて高畑の統率に期待したい。


もう一つのポイントはセットプレー。

レッズレディースは惜しい場面はあるものの、まだ得点までは至っておらず、"そろそろ"とずっと思いながら、頭でピタリと叩き込んだのは開幕戦の長船以来ない。

逆に新潟には上尾野辺選手にやられた痛い思い出が幾度かある。


全体としてはやはり体力面の勝負が大きな要素。

選手交代もひとつのキーになってくるだろうが、ホームで有利なはずのレッズレディースが走り負けることがあろうものなら"スタメン全員入れ替えろ"くらいの気持ちはある。


苦しい試合になるだろうが、ホーム駒場と共に戦い抜いて勝利を掴みたい。



■試合に向けて

新潟戦は我慢比べの試合が非常に多い。

だが、今回はそうならないような根拠のない予感があったりする。


ここで新潟を叩ければ、ESの上位リーグ入りへ大きな前進となる。


とにかく闘って闘って闘い抜いて、最高の笑顔と気持ちよい夜を迎えよう。



以上。