*2015/4/10、21:20 記事のタイトル修正
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あれよあれよと第3節
2連敗で迎えるとはもちろん思いもよらなかった。
現実を受け入れて前を向かねばね。
■前回の対戦
2014プレナスなでしこリーグレギュラーシリーズ第11節
2014年6月28日(土) 15:00・NACK5スタジアム大宮
ASエルフェン埼玉 1-1(前半0-0) 浦和レッズレディース
得点:62分 OG(AS埼玉)、69分 清家貴子
2014年シーズン前期、完全に崩壊気味に見えたエルフェンが立ち直り始めた頃。
油断したとは言わないが、リーグ前期で快勝した良いイメージで臨んだ中でエルフェンのタイトなプレスに苦しめられた印象。
ハーフタイムには吉田監督の雷が落ちたとの情報もあった。
試合としては個々の球際の争いが激しいスリリング内容で非常に見応えがあった。
そんな中で清家の勝負強さが何とか勝ち点1をもたらした試合。
■ASエルフェン埼玉
ここまで2戦2敗。
松田監督をはじめ多くの中心選手が移籍、引退してしまい、人数的にはそれなりの補強をしたが戦力ダウンは否めない。
監督に吉田弘氏を迎えチームをほぼ一から作り直し、現実的には残留を目指す戦いか。
残念ながらなでしこTVはやらなそうなので今回も公式の数値データを頼りにするしかないが、2試合でのトータルの各数値は、
得点0、失点4。
シュート数5本、被シュート数27本。
CK数3本、相手CK数18本。
GK数16本、相手GK数6本。
数値だけ見れば防戦一方の構図が想像出来るが、イメージで話を進めても意味がないのでこれ以上分析するのはやめておく。
まずは守備を安定させることからだろう。
ちなみにシュート数5本中4本は吉備国大で豊富な運動量をほこり、今シーズン加入した高野選手。
■スタメン
長船の怪我の穴は乗松で埋められるとして、守備で計算できるSBがいないのが泣き所。
りなぞうやちばみのがどれだけ信頼を得られているか分からないが、プレシーズンの起用法を参考にすると岸川をCBに入れてのんをボランチに戻す策もなくはない。
前線では途中出場で機能していない吉良をどう活かすかがポイントとなる。
思い切ってスタメンで使うことも考えられるし、逆にさらに序列を下げることも考えなくはない。
まだシーズンは始まったばっかりだが、併用して競争させるポジション、役割分担を明確にするポジション、勝負どころの交代カードの切り方など、早く形ができるにこしたことはない。
■みどころ
上にはエルフェンの状況を書いたが、相手チームを見てどうこうより自分たちに何が出来て何が足りないのかを見つめ直す試合。
昨シーズン出来たことを自ら難しくする必要はない。
前節出来なかったことを修正し、出来たことを継続することに集中することで、おのずと結果はついてくるという考え方をしたい。
まずは2試合連続で失敗してしまった試合の入り方。
こんなあたりまえのことを3試合連続で書くことになろうとは思わなかったが、入り方は非常に重要だ。
ある意味ではここだけに集中して試合の主導権を握れれば、後は昨シーズン1年間かけて叩き込んだ連動した動きへと身体が自然に反応するだろう。
運動量、球際、そして気迫がスタンドまで伝わる入りを期待したい。
2つ目は左右のコンパクトさ。
ここ2試合中央から突破されるシーンが何度か見られたが、2枚のボランチが守備的にしっかりとバイタルエリアを埋めて対応するよりも、縦関係になることは肯定しつつ連動した守備で敵をサイドへ追い込んで逃がさないこと。またそれを逆サイドのSH、SBがコンパクトに絞ることによりフォローしたい。
左右にコンパクトになることで逆サイドにスペースも出来るので、奪った後スムーズに展開して縦に勝負できるし、慌ててスライドする相手チームはゴール前にギャップを生みやすくなる。
難しい話をしているのではなく、昨シーズン終盤は当たり前のように出来ていたことだ。
次に交代枠の使い方。
試合終盤にどのような得点経過、試合の流れになっているかで多少意味合いは違ってくるだろうが、2試合連続でほとんど機能しなかった選手交代にも注目している。
台所事情は理解するが特に2枚目、3枚目の工夫、または投入する選手は変わらずとも活かすための動き方やボールの運び方の変化を見ていきたい。
もちろん選手個々が強い気持ちをもってプレーしてくれることが一番だと思うが。
最後は試合終了まで相手を上回る運動量をみせること。
勝つことの難しさを思い知った2013年シーズンの経験と、それを乗り越えてリーグ優勝した2014年シーズンの経験が連敗スタートの状況を打破してくれるに違いない。■試合に向けて
繰り返しになるが、相手どうこうではなく自分たちのやるべきことに集中する。
気持ちの見える試合を期待したい。
雨の予報だけど、モヤモヤを晴らす勝利を。
以上。