True Notes

先週何気なくCDTVを観てたら、着うたランキングの1位がこの歌でした。miwaの「ヒカリへ」です。

アコギ持って歌っているイメージの人だったけど、こんなにエレクトロの曲も歌うんだなって。柔らかいヴォーカルがすごく合っていて、最近のJ-POPの中で最も気に入った楽曲です。Naoki-Tさんのアレンジもケツメ好きにはたまらんのです(^^)

この曲のミキシング・エンジニアは、ベテランの林憲一さんです。僕が学生の頃は原宿のビクタースタジオに所属されていた方で、就活の時にビクタースタジオの1次グループ面接を受けた時、他の就活生と林さんとでこんなやり取りがあったことを覚えてます。

就活生「“良い音”って何ですか?」
林さん「“良い音”は僕にもわかりません。“良い音楽”なら沢山有ります」

目の前にいるこの方が“プロ”のエンジニアなんだと、学生の僕はその場でただ感動しました。結局2次面接で落ちてしまい、ビクタースタジオに入ることは無かったわけですが^^;ほんのわずかな時間、国内トップクラスのエンジニアの方々と接した経験はずっと忘れません。

あれから10年弱も経って、こういう立場で音響の仕事をしていることは当時じゃ想像すらつきませんでしたが、今回このCDを聴いて「良いミックスだなぁ」とはまた別に、「もっと自分は頑張らねば」という感情が湧いてきました。精進の日々はまだまだ続くのです。