8月22日、37日目。 | Trip Road

8月22日、37日目。

走行距離30km







ほど。






8月19日はバイクの日らしく、19日に近い休日を使って、交通安全を呼び掛けるライダーパレードがある。

それが今日。

大正カニの家も昨日辺りから続々とバイクが入ってきて42名ほどのライダーで埋まった。




内、チャリダー三名。




チャリダーも参加出来るらしく、10km先のパレード出発地点へ荷物を外し、身軽になったチャリを走らす。





出発地点の中央公園には、カニの家以外からも続々とライダーが集まり、見た感じ100台以上集まったんじゃないかな。
photo:02




これだけ集まると迫力あるし、色んなバイクがあって面白い。
photo:01


まっ1番かっこいいのは俺のエンペラーですけど。



チャリダーも数名加わり、みんな交通安全と書かれたタスキとフラッグを着けてスタート。


パレードは警察車両と白バイが先頭を走り、二番手にチャリダー、その後ろにライダーがズラ~っと並ぶ。
photo:03



30kmペースで走ってくれるみたいだけど、チャリは遅いから1番前スタートで、ゴールにはバイクのケツにいればいいだろう考えだ。


ってか、バイクに越される気はさらさら無い俺は、綺麗にワックスをかけられた白いケツに死に物狂いで着いて行く。



『おい!待て!待て!30kmで走るって言ってただろ!』






やはりチャリダーを蹴散らす気か、30kmが35kmになり、40kmになる。









血相を変えて走っている俺には、もう交通安全パレードをしている意識などどこにもない。
ただ前を走る警察車両に負けたくない、後ろから迫るじっちゃんばっちゃんが乗るサイドカーバイクに追い越されたくない気持ちが俺を走らす。










ただ…







すでに乳酸MAX。








そして、足の筋肉がギシギシと悲鳴を上げてきた中












1人。








また1人。








共に戦ってきた戦士がバイクの中へ飲み込まれてゆく。











『お前はまだ行くなぁぁぁぁ!!!』













ラスト1km。





相方のK氏が闇に消えた。








その悲しみか、ただ体力切れか、気を緩めた瞬間に



『ババババババババババッ!!』




と一台のサイドカーに抜かれてしまった…






そしてゴール。







悔やんでも悔やみきれない思いは、ゴール後振舞われた、豪華バイキングで瞬時にして消し去られた。






『この肉うめーべ!!牛からジンギスカンもラムもあるべ!』



『何これ!?何これ!?おっこれうめーな!俺も取ってこよ!!』







『パレードしただけで、こんな豪華なビュッフェタダで食わせてくれるなんて帯広市頑張ってるなァ~』









『おっそれより、帰りも10キロ走るから、水筒にジュースいれて行こうぜ!』
















…単純っていいべ。










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