三つ子のキャットシットワンのブログ-110216_1155~01.JPG


http://www.bk1.jp/product/03363662

ミツゴ評価 ☆☆☆☆+☆×0.5(☆×4.5コ)

<書評>久々の当たり
最近のマンガは表紙が綺麗だ
だが それだけで中身がない、というケースがままある

しかも何処の書店もシェリング(ビニールカバーでコーティング)している為、内容がわからない
マンガに割ける時間と予算と空間(起き場所)に限界がある以上冒険は避けたい、結果 シリーズ物以外の良作は埋もれてしまうのではないだろうか(情報の非対称性、レモン市場)
逆に出版社も 博打をおそれ だらだらとシリーズ物を出す形になるのでは?と思う

だから本書を取るときは若干の勇気がいた、私はジャンプ読者じゃないし 内水融という人の作品は読んだことがない
オマケに歴史モノは意外とハズレがおおい、表現すべき内容に比して 絵の持つ情報容量に限界がある為 内容がチープになるか説明まみれになるからだ

そんな訳で 本書はアタリ
最初読んだときは 佐藤賢一の「カエサルを撃て」を連想した
たしかあの作品にも 変態ローマ人の徴税請負人(政府や軍から地域の徴税権を買い取り、自前で徴税する商売、しばしば苛烈な税の取立を行った)がガリア人の娘を「税替わりじゃ、ローマで奴隷にする」なんて言って「逆らったらローマ軍団がテメーら皆殺しじゃ」的な話はあった

正直 中身がどうなるかは1巻時点ではなんとも言えないから☆×0.5マイナス

だが 続きが気になる1冊