こんばんは、Jayです。


私が通っていた大学は何かスポーツ科目を2つ履修しなくてはいけなくて、私はそのうちの一つを「カヌー」にしました。
このクラスは他のスポーツ科目と違って“授業を受けられるかどうか”のテストがあり、それがすっごく過酷だったのです!!
そのテストをする理由はカヌーが水の競技なので転覆など水中に落ちても泳ぐなどして生き残れるか。

クラス初日。
クラスを受けたい人全員が大学のプールに集まり、先生が簡単にテスト内容と実施理由を述べて私達は着衣のままドボン水しぶき
先生「はい、5分間立ち泳ぎ

ここで私の最初の試練です。
一応クロールと平泳ぎぐらいなら人並に泳げます。
でもその場に留まる“立ち泳ぎ”は何回かチャレンジした事はありますが全て失敗。
その上“着衣”って… ガーン。
湖畔でボートを漕ぐカップルや家族連れが楽しんでいる姿を想像していたのですが、現実はちょっとした特殊部隊の訓練です。(本当の特殊部隊はもっと過酷でしょうけどw)

万が一何かあってもいいように、プールサイドにはライフガードが待機していてこれが私の緊張をさらに高めていました。
そして、着衣水泳に自信のない私は手を伸ばせばいつでもプールサイドを掴める位置で泳いでいました。
一応泳ぎ始めてすぐに先生が立ち泳ぎの仕方を教えてくれましたが、“えっ、そのタイミングで??だったら飛び込む前の段階で教えてくれ!!”w
試しに教えてもらった方法を試みましたがすぐに沈んだので、元の“適当泳ぎ”に戻しましたw
“今までの人生でこんなに長い5分間があっただろうか”と思う5分の立ち泳ぎがなんとか終了。

“終わった~shokopon”とプールサイドに手をつかもうとした瞬間に先生からさらなる追い打ち。
「は~い、じゃ~プールの反対側まで泳いで~。」

shock*

“5分間も着衣で立ち泳ぎをさせた上にさらに泳げとおっしゃるのですか!?”
ま~仕方ない、“先生が立っている反対側”つまり6(8?)レーンを横切るくらいの余力はまだ残っているし最後の力を振り絞って頑張るか。
そして泳ぎ出した瞬間私だけみんなと違う方向へ。
なんと先生が言っていた「反対側まで」は横切る事ではなく「25m泳げ」を指していたのです!!

絶望感に襲われかけましたが25m泳がないとクラスは受講できません。
泳ぎましたよ。
プールサイドギリギリを泳いでいたので“あっ、手がプールサイドにぶつかっちゃったテヘペロ”フリをしてプールサイドを何回か掴みながら(別名:ちょっと休憩w)ほぼビリで泳ぎ切りましたw
後で最初に配られた紙を読み返すとちゃんと“着衣で5分間立ち泳ぎの後に25m泳ぐ”と書いてありましたえへへ…

結果は私含め全員受かって無事にカヌークラスを履修。
授業は最後のクラス以外そこのプールで実施したのですが、最後のクラスだけ実際に川へ行って漕ぎました。
秋学期だったのでアメリカでも有名なニューイングランドの綺麗な紅葉に囲まれて漕ぐのはとても楽しく、おかげで最初のテストがこうやって笑い話になりましたw

日本では京都や日光などが紅葉が有名ですが、アメリカはニューイングランド地方の紅葉が有名です。
もうすぐ見頃を迎えるのでお近くの方はぜひ一度は行ってみてください!!

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Have a great evening 小舟